うさぎが出てくるおすすめの人気絵本3選

はじめに、うさぎが登場する絵本のなかでも、人気の高い3冊を紹介します。
うさぎ絵本のベストセラー『わたしのワンピース』
うさぎが作ったまっしろなワンピースが、風景に合わせて模様を変えていくファンタジー絵本です。
花畑では花柄に、雨が降ると水玉に変化し、最後には空を飛んで虹や星の柄にと、次々に模様が変わる不思議なワンピースに夢中になります。
「次はどうなるんだろう?」という、子どもの好奇心や想像力がかきたてられるでしょう。おしゃれに興味を持ち始めた女の子にもおすすめです。
思いやりの気持ちを育てる 『どうぞのいす』
『どうぞのいす』は、初版以来40年にわたって高い人気をキープしているロングセラー絵本です。
歩き疲れた通行人のために「どうぞのいす」を用意したうさぎの優しさと、いすを利用した動物たちの気遣いに、心が温まります。
思いやりの気持ちを育てる、すてきなストーリーです。
相手のよいところを見つける『となりのたぬき』
『となりのたぬき』は、主人公のうさぎが、大嫌いな「たぬき」のよいところを見つけて最後は仲よしになるストーリーです。
意地悪なたぬきのことを嫌っていた主人公ですが、お月様と「ある約束」をすることで、たぬきの見方が変わります。
たぬきも、うさぎのことを見直し、意地悪をしなくなったばかりか、ほかの動物にもうさぎのよさを説明するほどになっていきます。
うさぎとたぬきの行動は、子どもはもちろん、大人もまねをしたくなるでしょう。
海外絵本作家の人気うさぎ絵本3選

うさぎの絵本は世界中の子どもたちに読まれています。続いて海外絵本作家による、人気の作品を3冊紹介します。
健気なうさぎに心温まる『しろいうさぎとくろいうさぎ』
『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、1965年に出版された長い歴史を持つ絵本です。小さい頃に読んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。
2匹の仲よしうさぎが恋を実らせて結婚するという、ハッピーエンドに心が温まる物語です。
すきな気持ちをうまく伝えられずに思い悩む、うさぎの健気さが優しいタッチで描かれており、恋をしたことがない子どもたちにもストレートに伝わります。
ラストの結婚式で2匹が身に着ける、たんぽぽの花飾りが色鮮やかで、記憶に残る作品です。
絵もストーリーもかわいい『どんなにきみがすきだかあててごらん』
この本を読むと、自分も誰かと「このくらいすき!」と競い合いたくなります。
「すき」を表現するために、手を伸ばしたり、背伸びしたりしているうちに、心が幸せで満たされていくのが分かるでしょう。
大きさの違う2匹のうさぎが繰り広げるかわいいストーリーに、とてもいやされる作品です。
ものを大切にする気持ちを教える 『ビロードのうさぎ』
『ビロードのうさぎ』は、感動のストーリーと芸術的なイラストが魅力の絵本です。
「ほんものになりたい」と願ううさぎのぬいぐるみと、持ち主の男の子との切ないストーリーに、読んでいる途中で思わず泣いてしまうかもしれません。
ものを大切にする気持ちを、改めて教えてくれる1冊です。
