子どもが貯金箱を使うメリット

小銭をためるときには、貯金箱があると便利です。では、子どもが貯金箱を使うことで得られるメリットには何があるのでしょうか?
金銭感覚を育てるきっかけになる
子どもがある程度の年齢になると、毎月のお小遣いやお年玉など、何らかの形でお金を渡すことが増えてきます。そこで大切なのは、金銭感覚を身に付けることです。
ただ漠然と「お金は大切」と伝えても、子どもにはなかなか伝わりません。貯金箱を用意することで、まずはお金への興味を引きましょう。
お金をためる、使い道を決めるなどの経験を通して、子どもは子どもなりに考えてお金の使い方を学びます。貯金箱をきっかけに、親子でお金の大切さを話し合うのもよいでしょう。
貯金の方法と意味を体験できる
貯金箱にお金を入れると、小銭がたまっていく様子が分かります。その過程は子どもにとってうれしいもので、少しずつたまっていくお金に「貯金の意味」を感じ取ってくれるはずです。また、お金の大切さも認識できるでしょう。
また、子どもが何かを欲しがったときに、それを買うことを目標にお金をためるよう促してみましょう。目的を持つことでモチベーションが上がりますし、お金の使い方も身に付きます。
貯金箱選びのポイント

貯金箱にはいろいろな種類がありますが、子どもが使う場合、どんな点に注意して選べばよいのでしょうか?子ども用の貯金箱選びのポイントを紹介します。
デザイン・素材・サイズ
貯金箱を選ぶ際には、子どもが楽しんで使い続けられるようなデザインを選びましょう。机の上や棚の上などに置いておくことも多いため、子どもの好みに合わせるのも重要です。
貯金箱の素材も、陶器やプラスチックなどいろいろなものがあります。子どもには、あまり重くなく、割れにくい素材を選ぶと安心です。
最初に購入するなら、コンパクトなサイズがおすすめです。大きすぎるとお金をためる前に挫折してしまうかもしれません。
貯金箱を満タンにする喜びを味わえるよう、あまり大きくないものを選び、徐々に大きくしていきましょう。
途中で開けられるかどうか
貯金箱には、取り出し口が付いているものと付いていないものがあります。取り出し口がない場合、壊さなければ中身を取り出すことができません。
途中でどのくらいたまっているか確認できないと、モチベーションを維持できずに挫折してしまうケースもあります。
取り出し口がないものは途中で確認できないこと・最後に壊してしまうことなどを考慮して、子どもと一緒に考えて選びましょう。
開けられないものなら、透明で中身が見えたり、たまった金額が表示されたりする貯金箱もおすすめです。
楽しくためられる仕掛けがあるか
貯金箱のなかには、仕掛けが付いたタイプもあります。お金を入れる度に音が鳴ったり、キャラクターが出てきたりなど様々です。
また、お金を取り出すのに操作が必要な貯金箱なら、簡単にお金が出せないため、たまりやすくなるかもしれません。
子どもが長く楽しんでお金をためられるように、工夫されている貯金箱を選びましょう。
