夫婦の食費は月平均4万円?1万円でも減らすためにできることとは?

夫婦の食費は月平均4万円?1万円でも減らすためにできることとは?

家計簿を忘れちゃう?続けるコツとは

家計簿を付けるのは面倒で、慣れていない人はすぐに挫折してしまいます。レシートを取っておくのさえ難しい人もいるでしょう。無理なく家計簿を続けるためのヒントを紹介します。

過剰に細かく書こうとしない

家計簿の目的は「家計簿を付けること」が目的ではなく「家計を把握すること」です。購入した物を1点1点細かく記入する必要はなく「入ったお金はいくらで、出たお金はいくらか」が分かっていればよいと割り切ることも大事です。

スーパーで買い物をしたときは「牛乳198円・ほうれん草128円…」というふうに、レシートの詳細までを記録しなくても大丈夫です。「食品2500円」「日用品689円」とざっくりと分けるだけでも、出費は十分に把握できます。

また、支出費目を細かく分けすぎるのも挫折する原因になります。食費・日用品・特別費・医療費・その他など、5~6項目程度にまとめた方が初心者には楽でしょう。

レシートの置き場所を決める

家計簿を初めて付けるときにありがちなのが「レシートの紛失」です。レシートを取っておく習慣がない人は、コートのポケットやカバンの中など、あちこちに突っ込み、いつの間にか捨ててしまいがちです。

現金の取り引きではレシートがなくなると、どんな支出があったのか分からなくなってしまいます。レシートの置き場所を決めるか、レシートだけを入れておく専用のファイルを用意しておきましょう。

クレジットカードや電子マネーで支払う場合は、その都度メモするか、スマホに記録しておきます。

アプリ導入もおすすめ

家計簿は、必ずしも手書きである必要はありません。パソコンのエクセルやスマホなど、自分に合ったツールを使いましょう。

近年は、スマホで簡単に管理できる便利な「家計簿アプリ」が登場しています。アプリの良さはスキマ時間にサクッと操作ができ、月や年ごとに自動集計をしてくれる点です。

一目見て分かるようにグラフ化してくれるアプリもあり、お金の管理が苦手な人や忙しい人も無理なく家計簿が続けられるでしょう。レシートの読み取り機能が付いたアプリならさらに効率がアップします。

食費節約の際に気を付けること

「節約は我慢の連続でつらい…」という気持ちを抱いてしまうと、節約は上手くいきません。食費節約を長続きさせるためは、目的の再確認とルール決めが重要です。

節約を目的にしないよう注意を

節約をする目的は人それぞれですが「節約のために節約をしている」という状態にならないように注意が必要です。

節約自体が目的になると、食費を過度に削ってしまったり、好きな物を我慢しすぎてしまったりして、気持ちに余裕がなくなっていきます。つまり「お金はあっても心が貧乏」になってしまうのです。

節約はあくまで「手段」であって「目的」ではありません。節約がエスカレートしてきてつらいと感じたら「何のためにやっているのか?」を改めて考え直してみましょう。

外食するときのルールを決める

外食は節約の大敵といえますが、月に1、2回おいしいお店でランチやディナーをするのは、節約生活での気分転換になります。

ただ「自炊が面倒だから」という理由で外食をすると、食費がどんどんかさんでしまうため、夫婦で外食のルールを決めましょう。

たとえば「外食は月に4回まで」「ランチかディナーのどちらか1回」「外食は1人3000円を超えない」などです。ルールをしっかり守れば、節約しながら外食も楽しめるでしょう。