PTA役員になる際の注意点
初めてPTA役員になる場合は、どのようなスタンスで参加すればよいのか分からず不安に思うこともあるでしょう。以下に挙げるポイントを理解しておけば、よりスムーズに活動へ参加できるようになります。

まわりと協力をする
PTA活動の中に、1人で行うものはほとんどありません。専門委員やクラス同士で協力し合い、みんなで進めていくのがPTAでの活動です。
しかし、気の合う仲間が集まったわけではないうえ、仕事・家事・育児などでそれぞれの状況も異なります。常にまわりのことも考え、みんなで協力していくことが重要です。
自分ができない状況ならまわりに助けてもらい、困っている人がいたら率先して助けてあげるという意識を、グループ全員で共有している関係性がベストです。
グループでも分からないことがあれば、本部役員や教師にも相談しましょう。1人で仕事を抱え込んだり悩んだりせず、まわりと積極的に話をしながら仕事を進めるのがポイントです。
仕事や家事と上手に両立を
PTAに参加している保護者は、時間に余裕のある人だけではありません。フルタイムで仕事をしている人や、親の介護でなかなか外出できない人など、いろいろな人が集まっています。
共働き家庭が増えたことで、PTAの活動形態も徐々に変化しつつあります。仕事や家事とうまく両立すれば、PTAにも無理なく参加できるでしょう。
保護者同士がお互いの事情を理解し、助け合う気持ちを持つことも重要です。時間がある人は積極的に動き、まわりがその人をできる範囲でカバーする形を作れるのが理想といえます。
ポジティブに活動をする
PTAに参加すると、不安なことや面倒に思うことも多くなるでしょう。ストレスなく活動を続けるためには、ポジティブな気持ちで参加することが何よりも重要です。
任意とはいうものの、多くのPTAでは半強制的な参加を求められます。「せっかくやるからには楽しもう」と前向きにとらえれば、仕事や家事との両立もうまくいきやすくなります。
PTAの活動でつらく感じることがあっても、子どもの前で愚痴をこぼすのは避けましょう。子どもたちを経由して他の保護者の耳に届けば、活動の雰囲気を悪くしてしまう恐れもあります。
楽しい気持ちで参加すれば、他の保護者ともよい関係を築けるようになり、任期が終わってもたまにみんなで集まれるような仲に発展する可能性もあります。
まとめ
PTAは、保護者と教師が協力し、より良く学校運営を進めていけるようにサポートする組織です。本部役員と専門委員で構成され、学校や地域に合った様々な活動を行います。
PTAに参加することで、保護者同士の交流が生まれたり、子どもの学校での様子が分かったりするのもメリットです。ポジティブな気持ちでPTAに参加すれば、仕事をしていても周囲からの理解が得られ、気持ちよく活動を続けられるでしょう。
