クリスマスプレゼント用の絵本の選び方

絵本は、子どもへの贈り物として選ばれることの多いアイテムのひとつです。子どもがまだ小さく、文字や言葉がうまく理解できない時期でも、絵本であればクリスマスの楽しい雰囲気が伝わります。
クリスマスプレゼントに絵本を選ぶなら、子どもが喜んでくれるものを選びましょう。絵本を選ぶときに押さえておきたいポイントをご紹介します。
年齢や成長に合わせて
ひと口にクリスマスをテーマにした絵本といっても、内容は様々です。
同じクリスマスにちなんだ物語であっても、未就学児が見て楽しい絵本もあれば、小学生くらいにならないと理解が難しい作品もあります。
例えば、クリスマスの意味を深く掘り下げるような絵本は、対象年齢が5~6歳以上に設定されていることが多いでしょう。絵本を選ぶときは、プレゼントしたい子どもの年齢に合わせて選ぶのがポイントです。
また、ストーリーだけでなく、絵も絵本を選ぶときの重要な要素です。特に、目がまだ大人ほど発達していない小さな子どもは、繊細な色合いよりも、はっきりした色合いでシンプルな絵の方が理解しやすいといわれています。
英語や数の勉強に
クリスマスプレゼントに英語や数の概念を勉強できる絵本を贈ると、子どもの学力アップにつながるかもしれません。
リズムよく何度も同じフレーズが登場する英語の絵本は、子どもが一緒になって発声しやすく、楽しみながら英語に親しめるでしょう。
また、数の概念を理解できる絵本もおすすめです。数字に興味を持ち始めた子どもには、数の要素を盛り込んだ絵本を贈りましょう。
楽しく英語や数字を学べる絵本は、子どもの能力を伸ばしてくれます。絵本そのものだけでなく、絵本から学んだ知識自体が、きっと素敵なクリスマスプレゼントになるはずです。
年齢別のクリスマスのおすすめ絵本

クリスマスプレゼントに絵本を贈る場合、その子の年齢にふさわしい内容かをチェックすることが重要です。どんなによい内容でも、年齢に合っていないとうまく理解できないかもしれません。
クリスマスをテーマにしたおすすめ絵本を、年齢別にご紹介します。
1・2歳へのおすすめ『サンタのおまじない』
1~2歳の子どもには、小さな子どもが好むといわれる、色使いがはっきりした絵本がおすすめです。
『サンタのおまじない』は、切り絵をテーマにした絵本です。おまじないを唱えると、野菜が別のものに変化するという切り口で、魔法のように形が変化する展開は、大人が読んでもワクワクさせられます。
言葉がまだよく理解できない小さな子どもでも、形の変化を目にするだけで楽しめるでしょう。成長したら、絵本に書いてある絵を真似して紙の形をくり抜いて遊ぶこともできます。
3・4歳へのおすすめ『ねずみくんのクリスマス』
『ねずみくんのクリスマス』は、小さなねずみを主人公にした、子どもに人気の絵本「ねずみくんシリーズ」の1冊として知られます。
ページをめくるたび、次々に新しいクリスマスツリーが現れるところが魅力のひとつです。小さ過ぎるツリーをからかわれた女の子のねずみが、仲間たちにあるおもてなしをすることで心温まる展開が待っています。
ものの大きさの概念を学びながら、友だちと仲良くすることの大切さが伝わるストーリーが秀逸です。最後のページにはあっと驚くしかけがあり、小さな子どもはきっと驚くでしょう。
5歳から小学生低学年へのおすすめ『子うさぎましろのお話』
『子うさぎましろのお話』は、嘘と罪悪感の関係を描いた絵本です。
ずるいことだと分かっているにもかかわらず、嘘をついてクリスマスプレゼントを2回もらった子うさぎが、自分のしでかしたことに悩まされる様子が描かれています。
なぜ嘘がいけないのか理解できるストーリーとなっていて、子どもの心を成長させる手助けになるでしょう。子どもの嘘とどのように付き合ったらよいか困っている親にもおすすめな絵本です。
