親子で会話を楽しみながら読める絵本

絵本は感動を与えるだけではなく、ドキドキするような楽しみを与えてくれることもあるでしょう。親子で楽しく遊ぶように読める絵本を紹介します。
ユニークな質問に夢中『ねえ、どれがいい?』
この絵本は、主人公の子どもが読み手に対して、究極の選択ともいえる質問を投げかけてきます。普通に考えたら「どれも嫌だ!」と思うような内容ですが、機転を利かせて答えを選んでいきましょう。
質問に対する答えを見つける過程のなかで、想像力や思考力をはぐくみます。親子で一緒に、この難題にチャレンジしてみましょう。
仕掛けにドキドキ『パパ、お月さまとって!』
絵本があまり好きではない子どもでも、つい見入ってしまうのが仕掛け絵本です。主人公のモニカは、ある日お月さまと遊びたくなってしまいパパに「お月さまとって!」とお願いします。
到底無理なお願いに思えますが、娘のためにパパは月まで届くような長いはしごを用意してお月さまへ登っていく奮闘ぶりです。このはしごシーンが仕掛けになっており、子どもは大興奮するでしょう。
月が満ち欠けによって大きくなったり小さくなったりする様が表現されており、月の満ち欠けを学ぶこともできます。
学ぶ力を育てよう

4歳の子どもにとって、身近にあるものは知識の源泉ともいえます。なかでも絵本は、空想の世界を旅するためだけにあるのではなく、日々の暮らしに役立つ学びを与える役割を果たすものです。そんな学びのある絵本を紹介します。
数かぞえに慣れる『おまたせクッキー』
ママが焼いてくれた12枚のクッキーを食べようとしていた2人の兄弟が、次々とやってくる友だちとクッキーを計算しながら分けていくお話です。
兄弟だけなら6枚ずつだったのが、友だちが2人来たことで3枚ずつになり…と変化する様子を見ながら数の概念を学べます。
「算数を少しずつ教えたいけど、まだ計算ドリルは早いし…」と考えているパパやママは、この絵本を活用するとよいでしょう。
言葉あそびに『さる・るるる』
主人公のさるが「~る」で終わる動詞だけを使っていろいろなことに挑戦するお話です。日本語のテンポのよさや面白さが凝縮されています。
「さる・くる(来る)」から始まり、木を見上げて「さる・みる(見る)」という具合に展開する様子がコミカルで親子そろって笑いながら読める1冊です。
縦約12cm・横約18cmと新書サイズと同じくらいで、子どもと出かける際の移動中のお供にも大活躍するでしょう。
クリスマスに読みたい『サンタクロースのいそがしい日』
たくさんの仕掛けがあり、開くたびワクワクが止まらない絵本です。ページのなかには随所にめくりやスライドなどの仕掛けがあり、違う言葉が出てきます。
クリスマス前のサンタクロースの多忙な日々を見ながら間違い探しや数の仕組み、いろいろな言葉を覚えられるでしょう。クリスマス前に読むと、よりリアルなイメージが膨らみます。
あいさつなどマナーがわかる『4歳のえほん百科』
4歳のあらゆる疑問に答える『えほん百科』シリーズの改訂版です。社会との関わりが大きくなるこの時期に教えたい知識やマナーが解りやすく網羅されています。
あいさつの仕方や年中行事、毎日の暮らしに欠かせない交通機関の仕組みなど、すぐに役立つ知識から迷路やしりとりなどの知育ゲームが満載です。4歳の知的好奇心を満たしてくれるでしょう。
