怖いけど気になる?おばけの絵本

小さな子どもはいろいろな絵本に興味を示します。絵本のストーリーは教育に役立ったり子どもの想像力を豊かにしたりするため、ママにとっても絵本はありがたい存在です。
しかし、ときに子どもはちょっぴり怖いおばけの本をせがんできて、大人を驚かせることもあるでしょう。実際に読み始めると怖がることが多いのにもかかわらず、どうして子どもたちは進んでおばけの絵本を読みたがるのでしょうか?
子どもはおばけが好き
子どもはおばけや鬼、妖怪などの「怖くて不思議なもの」が大好きです。ストーリーを理解し始める2歳くらいから、子どもは積極的におばけの本を読みたがるようになるでしょう。
小さなうちはママをはじめ、信頼する大人にしがみついて「怖い」と叫ぶことそのものを楽しむ傾向があります。子どもは自分を守ってくれる存在を実感し、素直に甘えられることへの喜びを感じているのです。
少し成長すると、子どもたちはおばけの話を単純に怖がるだけではなく、学びを得るようになります。絵本から読み取れる因果応報やピンチを突破するアイデアは、子どもにとって大切な教訓です。
1、2歳ごろの子どもの読み聞かせに

1、2歳ごろの子どもには、大人と一緒に楽しく歌える絵本や、思わず口にしたくなる語感のよさがある絵本が喜ばれるでしょう。
小さな子どものツボをおさえた絵本を探しているママのために、おすすめの絵本をいくつか紹介します。子どもが何度も読み聞かせをせがんでくるような楽しい本ばかりです。
一緒に歌おう『おばけなんてないさ』
子どものころに誰もが口ずさんだ童謡の『おばけなんてないさ』がそのままタイトルになった絵本です。絵本作家「せなけいこ」の作品の特徴であるユーモアあふれる貼り絵で、いろいろなおばけがイキイキと描かれています。
子どもは怖がるどころか「おばけと友だちになりたい」と思うほど、親しみを感じるでしょう。歌詞と楽譜も書かれているため、子どもと楽しく歌いながら読み進められます。
次はどんなおばけ?『おばけがぞろぞろ』
タイトルどおり、あちこちからおばけがぞろぞろ出てくるストーリーです。名前も見た目もユーモラスなおばけばかりで、次のページをめくるのが楽しみになります。
ちょっぴり怖い見た目なのに、繰り返し読んでいるうちに不思議と親しみを感じるようになるおばけばかりです。
木のうろや消火器、ごみかんなど、思いもよらない場所からどんどんおばけが出ててきます。子どもの想像力がくすぐられる1冊です。
