父親が子育てをつらいと思うとき

子育てにつらさを感じているのは、必ずしもママだけではありません。なかには、黙ってつらさと戦っているパパも存在します。以下、パパが子育てをつらいと感じる主な原因について確認していきましょう。
まわりから理解されない
男女平等が浸透しつつある現代社会ですが、「子育ては母親が担うもの」という風潮は未だ根強く残っています。
どんなにパパが積極的に育児に取り組もうと思っても、その気持ちを周囲に理解されず、つらさを感じてしまうことも少なくありません。
例えば、子どもが保育園で発熱したというシチュエーションひとつとってみても、パパが仕事を抜けてお迎えに行こうとすれば、「どうしてパパが?」と、否定的に受け止められてしまうのが現実です。
イクメンという言葉は十分に浸透していても、パパがママと同等に育児に関わるには世間の理解はまだまだ追い付いていないといえるでしょう。
仕事と育児の両立
なかには、育児で疲弊しているママに寄り添おうと頑張るあまり、仕事中も家庭でも気が抜けず、人知れず疲労困憊しているパパもいます。
1日の大半を赤ちゃんのお世話で費やしているママが、「家にいる時間くらいはパパにも育児を担ってほしい」と考えるのは自然なことですが、実際に仕事と育児を両立させるのは簡単なことではありません。
お互いに追い詰められず、居心地のよい環境を整えるためには、ママ・パパそれぞれがお互いのつらさを理解し合うことが大切です。
子育てがつらいときの対処法

では、子育てがつらいと感じたときはどのように対処するのが正解なのでしょうか?誰でも実践しやすいおすすめの方法を紹介します。
自分の時間を大切にする
「かわいい子どものはずなのに、どうしても子育てがつらい…」そんなときは、まず何よりも自分のために使える時間を確保することが大切です。
どんなに深く子どもを大切に思っていても、自分の意思で動けない状態がずっと続いていてはママの心がもちません。
まとまった時間を作るのは難しいかもしれませんが、子どもが眠った時間を見計らって好きな本を読んだり、映画を観たりと、自分の好きなことに時間を使うだけでも気分は大きく変わるでしょう。
寝不足を感じているのなら、子どもと一緒にお昼寝をするのもおすすめです。急がない家事・雑事はひとまず保留にして、自分の心身の回復を優先させましょう。
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夫・家族に協力をしてもらう
責任感の強いママほど、「母親の私が頑張らなければ」と育児の苦しさを1人で背負ってしまいがちですが、24時間対応の育児を1人で行うのは並大抵のことではありません。
万全のコンディションで子どもに向き合うためにも、借りられる手はすべて借りるつもりで夫や家族の協力を求めましょう。
子どもが健やかに成長していくためにも、ママの心身の健康はとても大切です。後ろめたさや遠慮は不要と割り切って、身近な人をどんどん頼りましょう。
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誰かに相談をする
子育てにつらさを感じていると、「こんな気持ちで子育てをしているのは自分だけなのでは?」と、ついつい自分を追い込んでしまいがちです。
そんなときは、安心して悩みや愚痴を吐き出せる人物に思い切って相談してみましょう。
自分のつらさを言葉にして吐き出すことで、「ストレスの発散」と「自分の気持ちの整理」が同時にかなうため、心の負担が軽くなる効果が期待できます。
なお、可能であれば、相談相手には、自分と近い月齢の子どもを持つママを選ぶのもおすすめです。子育ての疑問点や不安を語り合うなかで、不安やつらさを解消するための思わぬヒントが得られるかもしれません。
