ママも楽しめる感動的な猫の絵本

絵本のなかには、子どもだけでなくママも十分に楽しめる作品も多く存在します。ここでは大人にこそ味わってほしい、秀逸な名作絵本を2冊紹介します。
改めて読み直すと、子ども時代に読んだときとは違った視点からのアプローチができ、絵本の奥深さに気づかされるでしょう。
何度でも読み返したいベストセラー『100万回生きたねこ』
100万回生まれ変わる間は自分しか愛せなかった猫が、やがて本物の愛を知り、愛する存在をなくすことで悲しみも知るというシンプルなストーリーです。
「愛とは何か?」「どう生きるべきか」など、永遠に正しい答えが出ない問いを投げかけられているようで、深く考えさせられます。
切なく美しい物語を、子どもと一緒に素直に味わうもよし、ひとりでじっくりと読むのもよいでしょう。
愛猫家の作家・画家の1冊『なまえのないねこ』
猫好きによる、猫好きのための作品です。猫の表情やしぐさなどの描写は猫への愛に満ちており、読者の深い共感を呼びます。
よその飼い猫たちはみんな持っているのに、自分にはないことを悲しく思い、1匹の野良猫が名前を探しに出かけます。
最後はハッピーエンドで終わりほっとするとともに、読者の心にほんわり温かな余韻が残るでしょう。
まとめ
絵本のなかで生き生きと描かれる猫の姿・表情・しぐさは、読者を幸せな気持ちで満たしてくれます。
ママと一緒に読み進めながら、子どもは小さな生き物への慈しみや思いやりの心を学ぶでしょう。また親子の絆もより深まるに違いありません。
猫好きな大人にとっても、癒されたり慰められたり、時には人生哲学を学んだりと、絵本から得るものは計り知れないはずです。かけがえのない1冊を探してみましょう。
