おすすめの知育玩具はどれ?中・高学年編

小学校の中・高学年になると思考力や表現力が増し、より複雑な知育玩具にも挑戦できるようになります。大人と一緒に遊べる対戦型のゲームやプログラミングロボットなども取り入れてみましょう。
脳トレに最適「アルゴ」
「アルゴ」は、算数オリンピック委員会をはじめとする数字のプロが共同開発した脳トレゲームです。
相手の前に並ぶ数字のカードを当てるだけのシンプルなルールですが、自分のカード情報とゲームを進めていくうちに分かる情報を結び付けて考えることで、論理的思考力や分析力などが身に付きます。
ゲームの対戦人数は最大4名で、2対2の「ペアプレー」や1人遊びも可能です。カードのみでもプレーできますが、付属のチップを使うとよりゲーム性が高まるでしょう。
世界でも大人気「グラビティ・メイズ」
「グラビティ・メイズ」はスタートからゴールまでのボールの通り道をつくる立体的迷路パズルです。選んだカードの絵と同じ形にタワーを立てていき、ボールがゴールまで転がりきればクリアです。
ボールが転がる先をイメージして組み立てるのがポイントで、物を立体的に見る力はもちろん、問題解決力や論理的思考力などが磨かれていくでしょう。
レベルの後半は難易度が増すため、親子で一緒に話し合いながら遊ぶのもおすすめです。
動いたときは感動「プログラミングロボット mBot」
「プログラミングロボット mBot」は約20種類のパーツを組み合わせ、動くプログラミングロボットを完成させるキットです。
ライントレースセンサー・超音波センサー・光センサーを搭載しており、ロボットの構造やセンサーの仕組みが無理なく学べます。
「mBlock」の無料アプリを使うとドラッグ&ドロップで簡単にプログラムが組め、初心者でも30分ほどで完成できるでしょう。
別売りの機能拡張パックを購入して、ロボットをアップグレードさせることもできます。
・Amazon:Makeblock「プログラミングロボット mBot」
一緒に手作りをするのも楽しい

身近なものを使って、子どもと一緒に玩具を手作りしてみませんか?アイデアを形にするプロセスは子どもの成長にとってプラスになる上、親子のコミュニケーション不足の解消にもなるでしょう。
室内でも体を使った遊びができる
知育玩具はテーブルの上でできる「頭脳を使う遊び」がほとんどですが、DIYなら、体と頭脳の両方を使う遊びもできます。
たとえば、子どもが主体になって遊べる「宝探しゲーム」は、子どもの推理力・洞察力・行動力を育みます。
家の中のチェックポイントに指令メモを残し、課題をクリアしてもらうようにしましょう。
押し入れを洞窟に見立てたり、マスキングテープを赤外線センサーのように張り巡らせてみたりと、アイデアは無限大です。宝探しの地図をつくる方も脳力がアップするでしょう。
手作りは手先を動かせることもポイント
手作りのよさは「指先が存分に使えること」です。よく「指先を使うと頭が良くなる」と言われますが、その理由は、指先の運動が脳に刺激を与えるためです。
5行5列、合計25本のピンに輪ゴムを引っかけて遊ぶ「ジオボード」は、頭と指の両方に影響を与えるおすすめの玩具です。
空間をイメージする力が養えるため、欧米では通常学級での補助教材および発達障がい教育の教材にも採用されています。
有孔ボードとカラフルな画びょう(ピン)を使って、オリジナルのジオボードづくりにチャレンジしてみましょう。
ボードを大きくし、ピンの数を増やせば、絵や文字を描くような感覚で遊べます。
まとめ
小学生になると好みがはっきりしてきて「こんな玩具で遊びたい」と自分からリクエストするようになります。
知育玩具を購入する際は「1人で遊んでも安全面に問題がないか」「対象年齢が大幅にかけ離れていないか」を確認した上で、子どもが興味を示した教材を選んであげましょう。
身近にあるもので手作りをすれば、自分でクリエイトする楽しさも味わえます。
