小学生は習い事をさせるべき?メリットとは

小学生になると、1人でできることも増えてきます。「学校以外でしかできない習い事をさせてみよう」と考えるケースも多いのではないでしょうか?小学生の習い事には、様々なメリットがあります。
学校以外の世界が広がる
芸術やスポーツなどの習い事は、なかなか学校で学ぶことはできません。同じ習い事が好きな子どもと交流もでき、学校とは違う世界で交友関係を築けるでしょう。習い事によっては、幅広い年齢層の人と接する可能性もあります。
「習い事をしない」からといって問題はありませんが、子どもの視野を広げるには学校以外の場所で学ばせることも有効です。
発表会や大会、昇級試験などで成功すると、自信もついてきます。得意な習い事であれば「学校の勉強よりもやる気が出る」という子どもも多いでしょう。
運動不足の解消目的にも
学校では、体育の時間以外はほとんど運動ができません。休み時間は友だちと話しているだけでも過ぎていきます。放課後も家で遊ぶことが多い現代の子どもには、運動の機会をつくることが大切です。
スポーツ系の習い事では、子どもも楽しく体を動かせます。「バンダイ(BANDAI)」が2019年に実施した「子どもの習い事に関する意識調査」によると、習い事を始めるきっかけとして「体力づくりのため」と答える家庭が最も多かったようです。
「もともと外遊びが多い」のであればそれほど運動不足にはなりませんが、スポーツなどの習い事にはルールが存在します。適当に遊ぶのではなく時間を決めて、同年代の子どもと交流しながら学べるでしょう。
習い事との上手な付き合い方

習い事は、多いほど役立つわけではありません。子どもが嫌になってしまい、続けられなくなることもよくあります。無理をせず、子どもの興味を引き出しながら適度に取り入れるのが理想です。
「やっぱり続かなかった」とならないために
「親の理想だけを優先して習い事を決める」と、早い段階で習い事が続けられなくなります。親の希望を叶えようと子どもが努力してくれることもありますが、無理は禁物です。
子どもがまったく興味を持てない習い事を選ぶと、結局何も学べないまますぐにやめてしまうことにもなります。習い事をやめるのは悪いことではありませんが「子どもが自主的に続けられるもの」を選ぶ方が、学びにつながるでしょう。
お試しができる制度がある場合、積極的に利用するのがおすすめです。習い事によっては「○回お試し価格」「体験授業実施中」などのサービスを行っているところもあります。
習い事は、普段一緒にいる友だち以外と交流することも少なくありません。自体の楽しさに加えて、ほかの子どもたちとうまくコミュニケーションが取れるかも重要です。
習い事の数、時間を増やしすぎない
子どもの可能性を考えると、どんな習い事でもひと通り習わせてみたくなります。しかし、毎日のように習い事ばかりしていると、子どもが疲れてしまいます。数を増やしすぎると、学習したはずの内容を忘れてしまうこともあるかもしれません。
子どもが把握できる範囲で、体や心が疲れないよう数は厳選しましょう。1種類から始めて、ペースがつかめてきてから増やすことを検討しても遅くはありません。
習い事自体は楽しくても、あまりに頻度が多いばかりに「今日も行かなくちゃ」とやらされているような気持ちになってしまう場合があります。
「現在の習い事の数が適切なのか」は難しい判断ですが、子どもと一緒に過ごす時間が少なくなっているときや、普通に遊ぶ時間がないときは調整が必要です。