習い事をしないのもあり?

小学生のときにまったく習い事をしなくても、問題はないのでしょうか?基本的には習い事をしなかったからといって、能力に差が出たなどのトラブルはほぼありません。
習い事は、子どもの興味や趣味に使える費用によっても変わってきます。必ずしもしなければならないものではないため、状況に応じて臨機応変に対応しましょう。
あくまでも補助的な役割
習い事は、子どもに「こんなことも楽しいよ」と知らせるためのサポート的な役割です。習い事でなくとも、読書や昆虫採集など、自分1人でできる趣味をもつ子どももいます。
独学で、PCを使いこなす子どもも多いでしょう。費用や時間の関係で習い事が難しいときや子ども自身が嫌がる場合、無理に習い事をさせる必要はありません。
「向き不向きや得意なカテゴリを見分けるもの」のような感覚で利用しましょう。長期的な習い事ではなく単発のイベントに参加するなど、習い事ができなくても似たような体験をする方法はたくさんあります。
大切なのは、子ども自身が「習い事をやりたい」と思う気持ちです。「習い事をさせることにこだわりすぎているかも?」と感じたときは、いったん子どもの気持ちを優先してみましょう。
送迎が難しい場合は通信教育も要検討
小さい子どもや遠い場所での習い事は、親の送迎が必要です。しかし、共働きの家庭や車を持っていないなどの事情で送迎が難しいことも珍しくありません。
定期的な送迎が難しく1人で生かせるのが不安な場合は、家でできる習い事を検討してみましょう。「通信教育」であれば、家でも手軽にできます。実際に教室へ通うよりも、費用面でも安くなることが大半です。
定期的に教材が送られてくるものは、個々人のレベルに合わせて種類が多く段階的に学習できるでしょう。紙媒体は、絵が豊富であったり付属でCDが付いていたりと楽しく学べます。
「ドリルが続かない…」という子どもは、タブレット端末を使えばゲーム感覚で進められるでしょう。
スポーツ系の習い事は難しいですが、芸術や学習タイプの内容であればオンラインでも簡単に学べます。サイトにログインして自分で起動できるようであれば、利用してみてもよいでしょう。
オンラインを使った家庭教師や英会話教室は、コミュニケーション力を育む場にもなります。
まとめ
小学生になると子どもの好みがはっきりして、興味を持つジャンルやカテゴリがわかってきます。習い事を決めるには、ぴったりの時期です。「子どもの才能を伸ばすため、早めに決めたい」と考える親も多いでしょう。
ただし、子どもが習い事を始めたがらない場合は、興味のベクトルが別方向に向いている可能性もあります。あくまでも、才能や能力を伸ばすサポート程度に考えて取り入れましょう。
