小学生低学年におすすめの恐竜の絵本

ここからは、小学校低学年対象の絵本です。おすすめの本を2冊紹介します。
この年齢になると、ママの読み聞かせだけでなくひとり読みする子も多くなります。子どもが読みやすく、適度な文の長さの本を選んであげるとよいでしょう。
教室が大パニックに?『きょうりゅうが学校にやってきた』
ある日「きょうりゅう」が学校に現れ、巻き起こる大騒動を描いた1冊です。
草食で小さくておとなしい恐竜なので、怖いお話ではありません。机で居眠りをしたり、テスト用紙を食べてしまったりと、ユーモアたっぷりの愛されキャラで、子どもも愛着を覚えるでしょう。
主人公のトムや子どもたちのきょうりゅうへの優しいまなざしと、戸惑うばかりで無責任な大人たちの行動が対照的です。「子ども時代の純粋な気持ちを忘れないでほしい」という作者の思いが込められているのかもしれません。
ユニークな空想の世界『きょうりゅうかぶしきがいしゃ』
恐竜が緊急郵送便を届けたり、建設現場で杭を打ったりと、「恐竜が働く会社」という発想がユニークで楽しい1冊です。恐竜たちの写真のような描写が、「現実にそういう会社があるのか」と思えるほど真に迫っています。
また、ビルの高さや適正職業など、現代のものと照らし合わせながら恐竜の特徴・生態を学べる点も素晴らしいアイデアで、恐竜たちを身近に感じることができるでしょう。
わくわくする恐竜のしかけ絵本

最後に、恐竜がテーマの楽しいしかけ絵本を2冊紹介します。ページを開くと恐竜がパッと飛び出てくるしかけ絵本は、飽きずに何度でも読み返したくなります。
フラットな絵本とは違った魅力があることに加え、ページごとのわくわく感も抜群です。誕生日やクリスマス・入学祝いなど特別な日のプレゼントにもおすすめします。
ページをめくるのが楽しい『とびだす まなべる きょうりゅう』
パッと鮮やかなカラーとかわいいイラストが目を引く、女の子や小さな子どもでも楽しめる恐竜しかけ絵本です。シャドーボックスのように、お気に入りのページを開いたまま机の上などに飾っても素敵かもしれません。
恐竜の化石、誕生について、海の恐竜、空の恐竜など、10個のテーマ別にまとめられています。ポピュラーな恐竜のほか、マイナーな恐竜や当時生息していた植物名なども入っているので、大人でも新たな発見があり楽しく学べるでしょう。
カタカナにはひらがなでルビが振ってあるので、恐竜の名前を覚えるとともにカタカナを読む練習にもなります。
迫力満点『太古の世界 恐竜時代』
細部まで凝った精密なポップアップに度肝を抜かれる立体恐竜百科です。ページをめくるたびに、リアルな恐竜が大迫力で飛び出してきます。
百科事典というだけあり、学術的な情報量も多く密度の濃い内容です。もはやアートといえる素晴らしいしかけとともに、恐竜の世界にどっぷり浸りましょう。
