預かり保育がない場合

子どもの通っている幼稚園に、夏休みの預かり保育がない場合は、夏休み期間中だけ別の手段を考えなければなりません。
預かり保育なしで、夏休み期間を乗り切るための方法例を四つ紹介します。このなかから二つ、あるいは三つを組み合わせるなど、柔軟に対応するとよりベターです。
共働きなら夫婦で協力
幼稚園に預かり保育がない、また近くに頼れる人もいない共働き家庭の場合は、やはり夫婦で協力して夏休みを乗り切ることが大切です。
パパが休みの日に出勤する、ママの仕事が休めないときはパパが有給を取るなど、お互いの予定を調節しながら、どちらかが子どもの世話をする家庭が多いようです。
滞りなく予定が組めるよう、夏休み前から計画を立て、会社にシフトなどを確認しておくと便利かもしれません。
普段よりも忙しく感じることもあり得ます。しかし、二人三脚で協力しあうことで夫婦の絆も強まるうえ、パパ・ママと過ごす時間が増えるので子どもも喜ぶでしょう。
パートなどのシフトを調整
そうはいっても、パパが長期出張中や激務などで子育てに関われないという家庭もあるものです。その場合は、ママの仕事のシフトや働き方を調整する手もあります。
子どもの夏休み中は仕事を休んだり、シフトをミニマムにしたりするよう、事前に会社と相談して合意を得ておくと、何かとスムーズです。あらかじめ夏休みなど長期休暇期間を見越して、勤務形態のフレキシブルな仕事を選ぶ人もいます。
業務の内容や会社の方針によっては、在宅での勤務に切り替えることもできるかもしれません。
両親や親戚に預ける
両親・義両親や親戚が子どもを預かってくれるという場合は、夏休みの期間だけお願いするのもよいでしょう。近所なら行き来も楽で何かと便利ですが、もし遠方の場合でも、子どもは冒険のようにワクワクしながら出かけるのではないでしょうか。
祖父母やおじさん・おばさんと過ごす夏休みは、家族のふれあい・つながりを実感できる貴重な体験となるに違いありません。
ただし、「親しき仲にも礼儀あり」です。長期で預ける場合には、金銭面でも体力面でも相手に大きな負担になりすぎないよう、相応のお礼やお返し・サポートを用意しましょう。
幼稚園以外のサービスを利用
預かり保育はなし、祖父母・親戚にも頼れず、仕事の予定も変えられないという場合は、それ以外のサービスに頼ることも視野に入れましょう。
ひとつは、地域の自治体が運営するファミリーサポート制度です。子どもの送迎・預かり保育などの援助を受けたい依頼会員と、支援を希望する提供会員をマッチングし、各会員に必要なサービスを個別に提供してくれます。
ベビーシッターを利用する手もアリです。こちらはマンツーマンでの保育なので、費用は高くなりますが、個人の要望などにフレキシブルに対応してくれます。
住んでいるエリアにどんなサービスがあるかをリサーチし、予算・時間帯・サービスの内容など自分の希望に合うものを選びましょう。
子どもたちの夏休みの過ごし方

最後に、夏休み中の幼稚園児たちの過ごし方について、おすすめのアイデアを二つシェアします。近年は猛暑が続くことも多いので、ついクーラーの効いた屋内に引きこもりがちになる家庭も多いでしょう。
もちろん熱中症には十分気を付ける必要はありますが、夏だからこそできることもたくさんあります。夏の思い出づくりへぜひ出かけてみましょう。
プールや公園に
暑い夏には、やはり水遊び・プールは欠かせません。近所にある公営のプールで、バシャバシャと元気に泳ぎましょう。大きなプールが怖いという子どもには、家の庭に用意したビニールプールや公園のじゃぶじゃぶ池・噴水などもおすすめです。
早朝や夕暮れ時などに、公園で自転車に乗る練習をしたり、すべり台・ブランコなどで思う存分遊ばせたりすると、夜はグッスリ寝てくれるでしょう。
イベントに参加
夏休みには、子どものためのイベントが目白押しです。児童館や図書館では読み聞かせ・工作教室・映画上映などが行われます。
ショッピングモールなどでは、子ども向けのショーやコンサートなども多く開催されるので、スケジュールをチェックして出かけましょう。
夏休みならではのサマーキャンプや野外学習・農村体験などに参加するのも、子どもにとってかけがえのない体験となるに違いありません。
