1歳の子どもにおすすめの絵本は?子どもが夢中になる絵本6選

1歳の子どもにおすすめの絵本は?子どもが夢中になる絵本6選

絵本の読み聞かせによって子どもの内面世界はどんどん豊かになります。語彙力や表現力が増すだけでなく、親子のコミュニケーション不足を解消するきっかけにもなるでしょう。1歳の子どもが夢中になる、おすすめの絵本を厳選して紹介します。

絵本を読み聞かせる効果とは?

子どもは1歳ごろから短い単語を使って感情を表現するようになります。まだ言葉も会話もままならない時期ですが「絵本の読み聞かせ」には子どもにとって大きなメリットがあります。

親子のコミュニケーションの時間になる

子どもが言葉を学びだす1歳前後から、絵本の読み聞かせを始める親は多いようです。

「言葉が分からないから、絵本はまだ早い」と思う人もいますが、子どもに言葉を学習させることだけが目的ではありません。

絵本を読み聞かせる時間はママと子どもの大切なコミュニケーションのひとときです。子どもはママの声や表情から、自分への愛情を本能的に感じ取っています。

抱き寄せたり、膝の上に乗せたりして読み聞かせをすれば、子どもはさらに安心感を覚えるでしょう。

コミュニケーションやスキンシップの時間が増えれば増えるほど、子どもの情緒面は安定していきます。

想像力や表現力が養われる

絵本は子どもの想像力と表現力を育み、感受性豊かな人間へと成長させます。

主人公が空を飛んだり、動物が話をしたりと、絵本の中には普段の日常とはまったく異なる世界が広がっています。

「次は何が出てくるかな?」「どうなるのかな?」と想像力がかきたてられ、子どもの内面世界はどんどん豊かになっていくのです。

子どもは、うれしい・寂しい・怖いなどの様々な感情を絵本から学べるようになります。他者への共感性や感受性が高くなり、思いやりのある人間に育っていくでしょう。

同時に、語彙力や表現力が増し、自分の感情を上手に伝えられるようになっていきます。

1歳の子どもにはどんな絵本がいい?

1歳児の絵本は、ストーリー性よりも言葉の響きや絵のカラフルさ、仕掛けの面白さなど、五感で楽しめるものを選ぶのがポイントです。

身近にあるものがテーマになっている

子どもが興味を抱きやすく、すんなりと感情移入ができるのは、果物や動物、乗り物など「身近にある物」がテーマの絵本です。歯磨きやお風呂などの「生活の場面」が描かれた物もよいでしょう。

1歳を過ぎると、徐々に絵と言葉を結び付けられるようになります。

興味のある物に人差し指を向ける「指差し」が始まる時期なので「これ知ってる!」と指でママに教えようとするかもしれません。

「わんわんだね」「これ知ってるね」と心のこもった声掛けをしながら、絵本を読み進めていきましょう。絵はできるだけカラフルで輪郭がはっきりした物が理想です。

リズム感のある言葉が多い

子どもは普段から大人が気付かないような自然の音や生活の音にも耳を澄ませており、音そのものを楽しむことができる柔軟な心を持っています。

子どもが言葉を完全に理解していないうちは、物語の内容よりも「言葉のリズム」や「響き」を重視しましょう。

ハッハッハ・ザーザー・ふわふわ・きらきらなど「擬音語」や「擬態語」が多い絵本に子どもは強くひきつけられます。「繰り返しの言葉」や誘うような「呼び掛けの言葉」にも興味を示すでしょう。

触って遊べる絵本も楽しい

1歳になると身体的な成長はもちろん、感情面での成長も顕著に感じられるようになります。好奇心が旺盛になると見ているだけでは飽き足らず「触ってみたい」という気持ちも生まれてくるでしょう。

引っ張る・めくる・穴からのぞくなど、触って遊べる「仕掛け絵本」は、絵本の世界に子どもを引き込むとともに指の発達を促します。本に興味を示さない子どもに、興味を持たせるのにも一役買ってくれるでしょう。

仕掛けの精巧さだけでなく、テーマやジャンル、言葉の響きなども考慮しながら選ぶのがポイントです。