立ち合い出産のメリットデメリット。思い出に残る出産にするには?

立ち合い出産のメリットデメリット。思い出に残る出産にするには?

立ち会い出産は夫婦の絆が深まるメリットがある反面、ママの心が休まらなかったり、出産シーンにパパがショックを受けたりするデメリットもあります。立ち会い出産を決めた夫婦2人がやっておきたい準備と、話し合っておきたい内容を解説します。

立ち会い出産のメリット

感動的な出産の瞬間を夫婦で一緒に迎えたいというパパ・ママも多いのではないでしょうか。立ち会い出産を考えている人は、メリット・デメリットの両面を知って後悔しない選択をしましょう。

まずは、立ち会い出産のメリットについて紹介します。

夫婦の関係がより深まる

立ち会い出産をすることで、夫婦の絆がより固くなるという点は大きなメリットです。

今までお腹の中にいた子どもが生まれ落ちる瞬間は、夫婦ともに一生忘れられない思い出になります。

また、女性にとって出産は命がけのお仕事です。

出産に立ち会い、痛みや苦しみに耐えながら子どもを産む姿を見たパパには、ママを大切に思う気持ちと、無事生まれたことへの安堵の気持ちが生まれます。

パパとしての自覚が芽生えやすい

わが子をお腹の中で感じ、痛みを伴いながら産み落とす女性と違って、男性はなかなかパパになったという実感が得にくいものです。

立ち会い出産をすることで、夫婦ともに出産という大イベントを乗り越える経験を得られます。

実際に赤ちゃんが生まれる瞬間を目で見て、触れて、赤ちゃん特有のにおいを感じるなど、五感で赤ちゃんの誕生を感じ取ることで、男性は「とうとうパパになったんだ」と自覚を持てるのです。

何よりママが安心できる

信頼できるパパが出産のときに側にいるというだけで、ママは安心感を得られます。

陣痛や出産の痛み・苦しみを感じているとき、パパが手を握ってくれたり、痛む箇所をさすってくれたりして安心したというママは多数です。

出産は個人差が大きく、スムーズに出産できる人もいれば、分娩室に入ってもなかなか出産できずに長時間陣痛に苦しむ人もいます。

出産という命がけの瞬間に「1人じゃない」という状況は、ママにとって非常に心強いのです。

立ち会い出産のデメリット

立ち会い出産は大きなメリットがある反面、デメリットも存在します。

出産の痛み・苦しみと必死で戦うママに対し、多くのパパはなかなか気持ちが付いていかず、2人の間にギャップが生じてしまうのです。

立ち会い出産におけるデメリットを解説します。

ママはイライラと恥ずかしさがある

出産時のママは痛み・苦しみのあまり、なりふり構わず叫んだり暴れたりすることが多いものです。

出血はもちろん、いきむときに排便・排尿してしまうこともあり、あまり女性としては人に見られたくない恥ずかしい姿をさらすことになります。

また、そんな必死な自分とは対照的に、パパがボーッと立っていたり、頼りなくオロオロしていたりすると、ママはイライラが募るのです。

立ち会い出産に感謝するどころか「こっちはこんなに大変なのに!」と怒りが湧いてしまうことも珍しくありません。

パパは想像以上の壮絶さに驚くことも

立ち会い出産をしたパパの中には、あまりに壮絶なママの出産シーンにショックを受けてしまう人もいます。

ママのイライラをぶつけられたり、血や羊水、排泄物のにおいを嗅いだりして気分が悪くなり、最後まで出産に立ち会えなかったというパパもいます。

また、出産時の人が変わってしまったようなママの様子や、当時のシーンがフラッシュバックして、その後の夫婦生活に支障が出てしまうというケースもあるのです。