立ち合い出産のメリットデメリット。思い出に残る出産にするには?

立ち合い出産のメリットデメリット。思い出に残る出産にするには?

立ち会い出産への準備について

立ち会い出産のメリット・デメリットを理解したうえで、「立ち会い出産したい」と希望するパパ・ママは、立ち会い出産をするための準備を事前にしておきましょう。

具体的に準備とは何をすればよいのかを紹介します。

立ち会い可能か病院に確認する

立ち会い出産を受け入れているかどうかは病院によって異なるため注意が必要です。

また、立ち会い出産を認めてはいても、分娩室に入る際に何かしらの制限がかかっていることがほとんどです。

血縁関係の面では、パパ(夫)のみ立ち会いが許可される場合や、パパ(夫)とママ(本人)の親までが許される場合、2人目の出産であれば実の子どもの立ち会いが許される場合までさまざまです。

また、子どもの入室が認められる場合でも、年齢制限が掛けられていることがあります。

さらに、写真撮影やビデオは断っているという病院もあるため、出産予定の病院にひととおり聞いておきましょう。

両親学級に参加する

両親学級はプレママ・プレパパ学級とも呼ばれています。陣痛や破水、おしるしなど、出産に必要な知識を教えてくれるため、パパ・ママともに参加しておくことがベターです。

「陣痛より破水が先に起きたらどうするか?」など、想定されるアクシデントに対応できる知識も付けられるため、夫婦2人の自信と安心につながります。

また、無事赤ちゃんが生まれたあとに必要な、沐浴やおむつ替えの講義もあるため、立ち会い出産が終わったあともパパ・ママが二人三脚で育児に取り組む準備ができます。

思い出に残る出産のためにできること

立ち会い出産を思い出に残るものにするためには、事前にパパ・ママ2人で協力して準備することが大切です。

とはいえ、実際に何をするべきか分からないという人が大半ではないでしょうか?

立ち会い出産前にやっておくとよいことを具体的に三つ紹介します。

出産準備は2人で一緒に行おう

入院用バッグを含む出産準備は2人でやっておきましょう。

パパ・ママの片方だけに任せておいては、いざというときに1人ではどこに何が準備してあるのか分からない、ということになりがちです。

特に、出産時にはママは痛みで冷静さを失ってしまいます。何か欲しいものがあっても「○○に入れてある××を取ってきて」など、詳しく説明できない可能性が高いです。

このようなとき、ママが欲しいものをパパがサッと取り出すことができればストレスなく出産に臨めるのです。

出産がいつやってくるか、正確には分かりません。いつそのときが来てもいいように、早めに準備を終わらせておきましょう。

出産時にしてほしいことを共有しよう

「出産時、こういうことをしてほしかったのに…」や「あんなことしてほしくなかった!」という失敗を未然に防ぐため、出産時にしてほしいことはリストアップして夫婦で共有しておくことがおすすめです。

例えば、生まれた赤ちゃんはたくさん撮影してほしいけれど、出血してつらそうな自分は撮らないでほしいという人もいます。

ずっと手を握ってそばにいてほしいという人もいれば、離れて見守ってほしいという人もいるのです。

事前にやってほしいことを決めておけば、当日のパパも何をすればよいかが分かるためフォローしやすくなります。

出産までにきちんと話し合おう

出産までに、当日起こりうる可能性について夫婦できちんと話し合いましょう。立ち会い出産では、パパは出血して苦しむママの姿を直視することになります。

血を見慣れていないパパにとってはショッキングな光景になる可能性をきちんと説明し、それでも最後まで立ち会う心の準備ができるかを最初に確認しておくことが必要です。

また、出産中はママが痛みのあまり、激しく叫んだりパパにきつい言葉を投げかけたりする可能性もあります。

そんな姿もちゃんと受け止めてほしいということをあらかじめ伝え、理解してもらいましょう。

出産が始まってからでは話し合いはほとんどできません。出産前にどれだけしっかり話し合えるかが、立ち会い出産後の良好な夫婦関係につながるのです。