子育てに疲れたと感じてしまう。考えられる原因と今からできる対処法

子育てに疲れたと感じてしまう。考えられる原因と今からできる対処法

ふとしたときに「子育てに疲れた」と感じるのには理由があります。そのまま無理をしていても解決はせず、時には何もかもが嫌になってしまうこともあるでしょう。どうして疲れてしまうのか原因を知った上で、すぐに実践できる対処法を見ていきましょう。

子育てで疲れてしまうのはなぜ?

子どもをかわいいと感じているのに、なぜ子育てに疲れてしまうのでしょうか?

子育てに疲れたと感じるのは、子育ての性質や取り巻く環境と関係しています。主な要因を見ていきましょう。

リラックスできる時間がない

子育て中は、何も考えずにリラックスできる時間というものをなかなか取ることができません。

特に、子どもが小さいうちは、遊んでいるときには事故が起こらないよう目を光らせ、食事中は喉につまらせないか注意し、寝ているときでさえ寝返りで呼吸が苦しくなっていないか、と様々な場面で気を配る必要があります。

文字通り「24時間体制」で見ている必要があるため常に緊張状態が続き、精神的にくたくたになってしまうのです。

想定外が多く予定通りに進まない

予定を立て、手際よく家事や仕事をこなしていた人でも、子育て中は思い通りにいかないことが増えます。

子どものペースで行動するため、想定外の事態が次から次へと起こるのです。

子どもが小さなうちは予定通りに進む方が珍しいことかもしれません。急いでいる日に限って食事をすべてこぼしたり、出がけにおむつ交換が必要になったりすることもあります。

時には、急な体調の変化によって、仕事を休まなければいけないこともあるでしょう。

「思い通りにいかないのが当然のこと」と分かっていても、これまでできていたことが予定通りに進まないこと、進められない自分に対してイライラしているのかもしれません。

周りの理解、協力が得られない

協力して子育てに取り組み、サポートしてくれるはずの家族や周りの人から理解が得られない場合、子育ての負担が1人に集中することがあります。

子育てに疲れてへとへとになっているにもかかわらず、パートナーや両親から心ない言葉をかけられることや、協力が得られないことがあると、誰にも頼れない孤独感やつらさを感じるでしょう。

家事や仕事で手一杯のときに、テレビを見てくつろいでいるパートナーが子どもの世話をしてくれないという状況が日常的にあれば、精神的な疲労が積み重なりやすいのも自然なことといえるでしょう。

子どもの年代別 疲れてしまう原因とは?

子育てに疲れる原因は、子どもの年代別に異なります。成長の度合いによって、つらいと感じる部分が変化していくのです。

年齢別にどのような状況で疲れを感じやすいのかを見ていきましょう。

2歳から3歳の幼少期

2~3歳は「イヤイヤ期」と呼ばれ、反抗することで自我を確認する年頃です。そのため、ママが何を言っても嫌がることがあります。

子どものリクエストで用意した食事でも「いらない」と言うことや、時間になっても「公園から帰りたくない」「遊びをやめたくない」と駄々をこねるのです。

精神的な成長のステップと捉えればうれしいことですが、優しく声をかけても嫌と言われ続けると、精神的に消耗してしまい、子育ての疲れにつながります。

4歳から5歳の中間反抗期

自分でできることが増え、知識が付いてくる「中間反抗期」は、大人と同じような方法で自己主張をし始める時期です。

そのため、ただ駄々をこねるのとは異なり、理論立てて反抗することもあります。

時には、筋道だった鋭い反論に、大人でも言いくるめられてしまうかもしれません。理屈だけでなく態度も大人のまねをするため、カーっとなって「いいかげんにしなさい!」と叱ってしまうこともあるでしょう。

「ああ言えばこう言う」という態度が続くことで、疲れを感じやすくなります。

小学生以上の反抗期

小学生以上になると、理論立てて話をすることに慣れ、語彙力も高まる時期です。

大人顔負けの口ぶりで反抗するため、どのように対応すればよいか悩むこともあるでしょう。

理屈は大人びていても、主張は子どもらしく自分勝手なものであることも多いものです。

親の思いを知らずに展開される主張に、イライラを抑えられないこともあるかもしれません。

反抗的な態度とわがままな口ぶりによりストレスがたまり、どっと疲れがたまるのです。

反抗期の子育てに疲れました。時々親を放棄したくなります。。。 -小6- 子育て | 教えて!goo