雨の日はテントの中で遊ぼう

雨が降ると大自然ならではの外遊びはできませんが、家族とゆっくり向き合って遊べるチャンスです。家族みんなで室内で楽しめるアクティビティにはどのようなものがあるのでしょうか。
家族で盛り上がるカードゲーム
ハイテクなおもちゃがあふれる現代においては、やや原始的と感じる人もいるかもしれません。しかし、いざ始めると家族みんなで盛り上がること間違いなしなのがカードゲームです。
最初はゲームのほうがよいと思う子でも、参加してみると「もう一回やろう!」と時間を忘れて楽しんでくれることでしょう。
まだ字が読めない子はママとチームを組んで、カードを引かせたり並べたりして参加するだけでOKです。ルールが分からなくても、ママと一緒に何かをするという体験自体を楽しんでくれるでしょう。
少しずつ文字や数字に興味ができた子は、トランプやウノで遊ぶことによって、さらに理解が深まるかもしれませんね。
じっくり考えて戦うボードゲーム
トランプなどのカードゲームと比べるとややかさばりますが、テントの中でオセロや将棋などのボードゲームで対戦するのも雨の日ならではの楽しみ方です。とくに将棋は、藤井聡太棋士の活躍から子どもの間でも注目されています。
ルールを理解し、さらに戦術を自分で考えながらゲームメイクしていくので、遊びながら思考力を育むのにぴったりです。
字が読めなかったり、まだ理解しきれていなかったりする子どもの場合は、親が教えながら進めてあげるのもよいでしょう。同時に大人の脳も鍛えられます。
身近にあるもので工作タイム
頭を使うゲームが難しい小さな子どもにぴったりなのが、工作遊びです。工夫次第でいろいろなものを作れます。例えば、食事用に持ってきたけれど使い切れない紙コップや割り箸を使って、風車や鉄砲を作るのはいかがでしょうか。
今は工作の動画がYouTubeなどでもたくさんアップされているので、作り方が分からなくても安心です。子どもと一緒に動画を観ながらチャレンジしましょう。
晴れている間に拾った石や枝などを使うのもおすすめです。かわいく色をつけたり絵を描いたりして、持ち帰ってからは室内のオブジェとして活用するとよいでしょう。
キャンプで楽しく遊ぶための注意点

キャンプ場は開放的ですが、心を緩めすぎると思わぬ事故が起こったり、他の利用者に迷惑をかけてトラブルになってしまったりすることもあります。楽しい思い出を残念なものにしないために、注意しておくべきことを覚えておきましょう。
怪我や事故を防ぐ対策をする
普段いる環境とは違って、キャンプ場では自由に走り回れます。旅という開放感から、子どもはいつも以上に動き回るかもしれません。気づいたら子どもの姿が見当たらない、なんていうこともあります。
何か行動するときは、必ず子どもと一緒にいるようにしましょう。ある程度年齢を重ねていても、親の目の届かないところには行かない、など行動範囲のルールを決めておくことが大切です。
また、川遊びをする際は、水位や流れの速さ、危険な場所はないかなどを大人が事前に確認しておきます。調理やキャンプファイヤーなどで火も扱うので、やけどや火事にならないよう始末や管理をしっかり行いましょう。
周囲の迷惑にならないようにする
楽しいとつい大声を出してしまいがちですが、キャンプ場には他の利用者もいることを忘れないようにしましょう。
自分たちのテントの周りで遊んでいるつもりでも、別の人のスペースに足を踏み入れてしまうこともあります。自分たちのスペースはここまで、という区切りを子どもに伝えておきましょう。隣接している利用者には、事前に挨拶をしておくのがおすすめです。
アクティビティでフリスビーや水鉄砲など飛ばすものを使うときは、周囲の人に当たらないように気をつけます。気持ちが開放されても、周りへの心遣いは忘れないようにしましょう。
