そもそも年子とは?

子どもが2人以上いる家庭は、兄弟姉妹が何歳離れているのか周囲から聞かれることがあります。年齢差を答えたとき、「年子なんだ」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか?
そもそも、年子とはどんな子どものことを指す言葉なのかを解説します。
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1歳違いで生まれてきた兄弟姉妹
年子とは、「同じ母親から1歳違いで生まれてきた兄弟姉妹」のことを指します。実は、この定義は人によって解釈がバラバラです。
「上の子が2歳になる前に生まれた子ども」のことを指す場合もあれば、「学年がひとつ違いの兄弟姉妹(学年年子)」を指す場合もあります。
上の子どもが何月に生まれようと、次の年の12月31日までに生まれた子どもを年子と呼ぶ人もいるのです。そのため、年子については明確に線引きをせず、広義で「1歳違いの子ども」だと認識しておけば周囲との認識の差が生まれず、会話もしやすいでしょう。
年子育児のメリット

自分の子どもが年子だという話をすると、多くの人が「大変そう」というコメントをするかもしれません。しかし、年子であるからこそのよさは、たくさんあります。まずは、年子育児をすることでどんなメリットが得られるのかを知りましょう。
ベビー用品をそのまま使える
年子の兄弟姉妹は1歳違いであるため、体格にも成長にもまだほとんど差がありません。「上の子に買ったベビー用品をそのまま下の子に使用できる」場合がほとんどです。
1人に1式新しいものをそろえる必要はなく、買い足すものも最小限に抑えられます。上の子どもが着ていたベビー服や使っていたおもちゃ、おむつ、哺乳瓶など、捨てることなくそのまま下の子に使えるのがメリットです。
服やおもちゃにある流行りすたりも、年子同士であれば気にする必要はありません。上の子のために購入してから1年前後であれば、充分使えるでしょう。おむつやミルクなどの消耗品も、捨てることなく使えるため経済的です。
子ども同士で遊んでくれる
年子は年齢が近いため「興味を示すおもちゃや遊びが同じ」であることが多く、きょうだい同士で遊んでくれることがあります。
1人っ子だったり、兄弟姉妹で極端に年が離れてしまっていたりすると、子どもの関心はママ・パパに向いて後追いしてしまうことも珍しくありません。
年子の場合、大人が少しそばを離れても、近くに年の近い兄弟姉妹がいるため、寂しがることは少ないでしょう。子ども同士で時間を過ごしている間、大人は家事や自分たちの食事などに集中する時間を確保できます。
早くに職場復帰できる
ママ・パパの育児休暇取得期間がまとめられるため、「年齢差のある子どもをもった場合よりも早く職場復帰ができる」という点も年子のメリットといえます。
兄弟姉妹で年齢差があると、1人目のための育児休暇を取得し、消化し終わったら2人目の育児休暇に突入ということも十分あり得るでしょう。
年子であれば、子ども2人を「付きっきりで育児しなければならない時期」がほぼ同時に終わるため、一気に職場復帰しやすくなります。会社に対する手続きや仕事のブランクが少なくて済むことも利点です。
