年子育児のデメリット

年子育児にはメリットもたくさんありますが、やはり大変なこともいくつかあります。年子の育児は具体的にどんなことがデメリットとしてあげられるのかを見てみましょう。「まさに年子育児を目前に控えている」というママ・パパは、事前に知っておくことで気持ちの準備ができます。
体への負担が大きい
年子のママは、1人目の妊娠出産を終えたあと、すぐに2人目の妊娠出産をすることになります。妊娠出産による体のダメージを出産前程度まで回復させるには「1年前後」必要です。年子のママは、どうしてもダメージを引きずったまま育児に入ることになります。
身体がボロボロの状態で子どもの授乳やおむつ替え、通院などをこなさなければならず、年子のママにのしかかる負担は大きなものになるでしょう。年子のママには、パパを始め周囲の人の理解と助けが必要です。
お世話が重なるので大変
年子は年齢が近い分、お世話も重なります。2人同時に授乳や入浴、寝かしつけをすることになるでしょう。片方の子がせっかく寝たにもかかわらず、もう片方の子の泣き声で目を覚ます、といった状況も日常茶飯事です。
さらに、上の子どもがある程度成長して手がかからなくなってきたと思ったら、下の子が生まれたことで「赤ちゃん返り」を起こしてしまう、というケースもあるでしょう。
年子の育児は手分けして行わなければ回らないため、パパや両親・義両親の助けも必要となってきます。
同時期にお金がかかる
年子は年齢が近い分、出費のタイミングも重なることが多いです。ベビー服は上の子のおさがりをする間もなく下の子が成長するため、ある程度大きくなると結局それぞれに買う必要があります。
おむつやミルクなどの消耗品も上の子のストックがなくなれば、2人分必要になる時期も出てくるでしょう。さらに成長すると、保育園・幼稚園・小学校への入学タイミングも連続するため、大きな出費が同時期に発生します。
入学金や制服、学用品や授業料など必要なものが重なり、経済的に厳しくなる時期が出てくるのは年子の場合避けては通れません。
大変な年子育児を乗り越えるコツ

年子の育児はやはり大変なものです。2人同時に面倒を見るとなると、ママ1人ではどうしても対応できないことも出てくるでしょう。
年子育児を乗り越えるためのコツを解説します。大切なことは、自分1人で抱え込んでパンクしてしまわないことです。
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夫や親にサポートをお願いする
年子の育児では、夫や親にサポートをお願いしましょう。特に、一番近くにいるパパにはどんどん協力してもらいます。
ミルクや沐浴、おむつ替えなどのお世話も「お手伝い」という1歩引いた関わり方ではなく、より積極的なお世話が必要です。
「ママが片方の子をお世話している間はパパがもう片方の子をお世話する」といった具合の役割分担をすることをおすすめします。
「実の親や義両親に声をかけるのは、負担を考えると気が引ける」という人もいるでしょう。パパのような積極的なお手伝いは難しいとしても、ほんの少し子どもをあやしてもらったり、抱っこしてもらったりするだけでママの負担はずいぶんと変わるものです。
すべて完璧にこなそうとしない
よいママ・よいパパであろうとして、年子の育児をすべて完璧にこなそうとするとパンクしてしまいます。年子の育児は一般的に見ても大変なものです。
「子どものお世話を最優先とし、ほかのことは多少手が回らなくても仕方がない」というくらいの気の持ち用がちょうどよいでしょう。
毎日掃除するのは子どものいるリビングや寝室だけとし、ほかの場所は時間ができれば合間にやれば大丈夫です。食事も手作りではなく、レトルト食品や冷凍食品を取り入れて負担を減らしましょう。
子どもとじっくり向き合う気持ちの余裕を作るために家事の手を抜くことは、結果的に子どものためにもなります。けっして悪いことではありません。
便利グッズを活用する
世の中には、年子の育児の負担を軽くする便利グッズがたくさんあります。「子どもを2人乗せられるベビーカー」や子どもの面倒を同時に見なければならないときに活用できる「バスチェア」、「電動バウンサー」などが一例です。
バスチェアは浴室で赤ちゃんを安定して座らせるためのグッズで、赤ちゃんを交代で入浴させる際に役立ちます。電動バウンサーは、「大人が抱き上げたときの状態」を再現するゆりかご変わりのアイテムです。電動式なら手動で揺らす必要がなく、揺れの種類や速さも調節できるため子どもは安心して眠れるでしょう。
年子の子どもの育児には、両方にきちんと気を配るための便利アイテムをどんどん活用することをおすすめします。
