生後0カ月から11カ月の赤ちゃんの成長

赤ちゃんの成長スピードは、目を見張るものがあります。近くで見守るパパ・ママも、我が子がぐんぐん成長する様子を見ているのが楽しくて仕方がないはずです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、これからどんな風に成長していくのでしょうか?生後0~11カ月の赤ちゃんの成長について解説します。
身長は約20cm伸びる
新生児の身長の平均は、2010年に行われた「厚生労働省」の「乳幼児身体発育調査報告書」によると、男子が48.7cm・女子が48.3cmです。
生後11カ月ごろには、男子が72.9cm、女子が71.3cmにまで成長します。男女ともに、約20cm身長が伸びるのです。
1年足らずで「成人男性が手を広げたときの小指から親指くらいまでの長さ」くらい大きくなります。もちろん、生まれたときから体格には個人差があり、その後の成長スピードも赤ちゃんそれぞれです。
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体重は約5kg増える
新生児の体重の平均は、男子が2.98kg・女子が2.91kgです。生後11カ月ごろには、男子が8.91kg、女子が8.37kgにまで成長します。男女ともに、体重が約5kg増加するのです。
同年代との平均値を気にすることも大切ですが、それよりも身長と体重のバランスに注目しましょう。身長は年齢相応なのに体重があまり増えていない子や逆に体重が重すぎる子は、普段与えているミルクの量などを見直す必要があるかもしれません。
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言葉の発達

赤ちゃんの成長のなかでも感動が大きいのが、言葉を発するようになることです。最初は意味をなさない「単純な発声」から始まり、だんだんと「意味のある言葉」を使うようになっていきます。
赤ちゃんは成長するにしたがってどんな言葉を発するようになっていくのか、月齢ごとに見ていきましょう。
生後2カ月ごろから「アー」「ウー」の単音
生後2カ月ごろから、赤ちゃんは「クーイング」と呼ばれる声出しをするようになります。赤ちゃんの機嫌がよいときに「アー」「ウー」といった単音を発するようになるのです。
生後2カ月ごろは、声帯が発達することで声は出るようになったものの、唇や舌をまだうまく使えません。クーイングは、限られた時期だけ聞ける声出し方法の一種です。
言葉の発達についても赤ちゃんによって個人差が大きく、生後1カ月ごろにはもう見られるようになる子もいれば、3カ月たってもクーイングが始まらない子もいます。クーイングをしないまま成長する赤ちゃんもいるため、あまり気にしすぎないようにしましょう。
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生後4カ月ごろから喃語を話す
生後4カ月ごろには、ふたつ以上の音を組み合わせた「喃語(なんご)」という発声をするようになります。クーイングの時期よりも唇や舌の動きが成長しており、発声できる種類が増えたことによりみられる行動です。
「だあだあ」や「んまんま」といったような赤ちゃんらしい言葉が飛び出すようになります。唇や舌を使って、「ぱ」のような破裂音や「だ」のような濁音も駆使するようになっているため、その成長に驚かされるでしょう。
ただし、喃語についても、習得スピードは赤ちゃんそれぞれです。生後半年を過ぎてから、喃語をしゃべりだす赤ちゃんもたくさんいます。
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1歳前に意味のある言葉が出る子も
成長の早い赤ちゃんのなかには、1歳を迎える前に意味を持つ言葉を発するようになる子もいます。発音が簡単なものや、身近な大人が使っており普段からよく耳にしている言葉は覚えるのが早いでしょう。
赤ちゃんは好奇心旺盛で、大人が思っている以上に周囲の大人のセリフや行動、仕草を観察しているものです。
食べ物を指さして「マンマ」といったり、両親を見て「パパ・ママ」といったりするのは、普段からパパ・ママが赤ちゃんやお互いに対して使う言葉を真似しているからにほかなりません。
言葉を覚えさせるためにも、赤ちゃんの周りの大人は優しく、積極的に話しかけてあげるとよいでしょう。覚えている言葉の数には個人差があるため、言葉が出るのがゆっくりでも気にしすぎずに話し続けることが大切です。