1歳になるまでの赤ちゃんの成長。体や言葉はどのくらい発達する?

1歳になるまでの赤ちゃんの成長。体や言葉はどのくらい発達する?

身体機能の発達

生まれたばかりの赤ちゃんが1歳を迎えるまでには、身体能力もどんどん成長していきます。自分で起き上がることもできなかった赤ちゃんが、体を起こせるようになり、やがて歩き始める様子には多くのパパ・ママが感動するでしょう。

赤ちゃんの身体機能の発達について、月齢ごとに見ていきます。ただし、身体機能の成長も個人差があることを覚えておき、焦らないことが肝心です。

生後3カ月ごろに首すわり

生後3カ月ごろの赤ちゃんの多くは後頭部を支えていなくても首がすわり、バランスをとれるようになります。赤ちゃんの成長は「頭から足」に向かって進むため、首がすわるのは赤ちゃんの身体能力が成長する最初のステップといえるのです。

この時期の赤ちゃんは、大人が赤ちゃんの体を起こしてまっすぐ抱っこしても、しばらくの間であればあまりぐらつくことなく姿勢を保てます。

首は自然にすわるものなんですか? -今日3ヶ月検診に行ってきて、首す- 避妊 | 教えて!goo

生後7カ月ごろから1人座り

生後7カ月ごろは、赤ちゃんが「1人座り」ができるようになる時期です。1人座りとは、赤ちゃんが体を起こしても1分以上補助なしで姿勢を保てる状態を指します。

最初は前に手をついた状態から始まり、だんだんと手を使わずともバランスを保ったまま座った姿勢をキープするようになるでしょう。

8ヶ月を過ぎても1人でお座り出来ません -最近不安に思い相談させて下- 幼稚園・保育所・保育園 | 教えて!goo

自分でお座りが出来ない・・ -八ヶ月になる男の子ですまだ寝返りもはい- 子育て | 教えて!goo

歩き出すのは1歳前後

赤ちゃんが歩き始めるのは、だいたい1歳前後です。7カ月ごろには、腹ばいで進む「ずりばい」がみられます。じょじょに「ハイハイ」→「つかまり立ち」→「伝い歩き」とステップアップし、1人歩きをするまでに成長するでしょう。

とはいえ、あくまで平均であるため多少ズレていても不安になる必要はありません。歩き出しが遅い子は「1歳半ごろにようやく歩き始める」というケースもあるため、我が子の成長をゆっくり見守ってあげましょう。

ひとり立ちはしないで歩きだした! -10ヶ月の女の子です。7ヶ月くら- 出産 | 教えて!goo

1歳3ヶ月の甥っ子。一人歩きがまだです。 -29歳既婚子なしです。数年前- 子育て | 教えて!goo

食事の進み方

赤ちゃんが成長するにつれ、食事の内容も変化していきます。ミルクをあげる量が増えていき、いずれ「離乳食」へとステップアップするのです。

さらに、食事の内容だけではなく、食事のタイミングも大人と同じように近づいていきます。赤ちゃんの食事の進み方について、月齢ごとに見ていきましょう。

母乳やミルクは成長に合わせて増やす

母乳やミルクの量は、赤ちゃんの成長に合わせて増やしていきます。生後1カ月はまだ1回あたり飲める量も吸う力も弱いため、母乳なら「1~2時間おき」、ミルクなら「3時間おき」に与えましょう。

母乳は「1日10回以上」、ミルクは缶に記載されている量を目安に与えます。母乳の場合は、赤ちゃんが欲しがれば回数を気にせずに増やしてかまいません。

生後3カ月ごろは、母乳なら「3時間おき」のペースで「1日8回」、ミルクは「4時間おき」に「1日5回」を目安に与えるようにしましょう。

生後4~5カ月になると、赤ちゃんが1回あたりに飲める母乳やミルクの量が安定してきます。1回の授乳で200ml程度飲むようになり、回数は1日5回程度に抑えられるようになるのです。

3ヶ月赤ちゃんのミルクの飲み具合は? -こんにちは赤ちゃんのミルクの- 妊活 | 教えて!goo

ミルクが好き過ぎる赤ちゃん -11ヶ月の赤ちゃん、ミルクが好き過ぎてこ- 赤ちゃん | 教えて!goo

離乳食が始まるのは生後5カ月ごろ

生後4~5カ月ごろまで母乳やミルクで育つ赤ちゃんも、生後5カ月ごろになると離乳食を開始することになります。赤ちゃんが大人の食事に興味を示している様子であれば、ミルクと平行して離乳食を与え始めましょう。

最初は1日1回だけ、お粥を米粒がなめらかにすりつぶして薄めた「10倍粥」を1さじだけ与えます。慣れてきたら、野菜や白身魚、豆腐といった具合に食材の種類と量を増やしていきましょう。

アレルギーの反応が出ることがあるため、何かあったときにすぐに病院に行けるように「午前中の授乳の1回」を離乳食におきかえます。

新しい食材を試すときは、食べさせてもよいかはもちろん、成長時期に対して適切かどうかを確認してから1品目ずつ少量与えましょう。

生後11カ月には3回食のリズムが整う

生後11カ月ごろは、離乳食のタイミングが朝・昼・夕方となり、「3回食」のリズムが整ってくる時期です。まだミルクは与えるものの、メインの栄養は離乳食から摂取するようになります。

食材の種類は大幅に増え、固さも「歯茎ですりつぶせる程度」のものであれば食べられるようになってくる時期です。

炭水化物やビタミン・ミネラル・タンパク質をバランスよく摂取する必要があります。また、赤ちゃんが胎内で貯蓄していた「鉄分」もこの時期になると使い切ってしまうため、鉄分が摂れる食材を与えましょう。