放置するときの注意ポイント

夜泣きを放置する方針を取る場合、いくつか注意したいポイントがあります。赤ちゃんをただほったらかしにするのは、何らかのトラブルを見逃す原因になりかねません。赤ちゃんの夜泣きを放置するときには、どんなことに配慮すればよいのかを解説します。
ミルクやおむつを確認する
赤ちゃんが夜泣きをしている原因として「空腹でミルクを欲しがっている」場合や、「おむつが汚れて不快に思っている」場合などがあげられます。夜泣きが始まったら、ミルクとおむつのチェックはやっておきましょう。
満腹になり、おむつも交換されてスッキリした赤ちゃんは、夜泣きを止めてスムーズに寝入ってくれることも多いようです。
危険がないように配慮する
赤ちゃんの夜泣きを放置する場合は、赤ちゃんの身に危険が及ばないか十分に確認しましょう。赤ちゃんは泣いているときに体を動かすことがあるため、周囲に「誤飲しやすいもの」や「固くとがったもの」「窒息の原因になるもの」を置くことを避けてトラブルを未然に防ぎます。
赤ちゃんを「高いところに放置する」ことも危険です。赤ちゃん用の柵がないベッドやソファーの上に赤ちゃんを寝かせていると、目を覚まして動き出したときに落下してしまう危険があります。
少しくらいなら赤ちゃんから離れていても大丈夫だと自信を持っていえるような、万全の状態を整えてから放置しましょう。
時間の目安は5分から10分
赤ちゃんの夜泣きを放置する目安は「5分から10分程度」です。あまりにも長く泣かせ続けると、赤ちゃんの体調が悪くなってしまいます。また、いつまでも泣き止まないということは何らかのトラブルがあり、助けを求めている可能性があるのです。
泣いている状態で長時間放置されていると、赤ちゃんも不安を感じてしまいます。夜泣きを放置する時間は、あらかじめ決めておきましょう。
心配であれば赤ちゃん用の部屋に「モニター」を設置しておき、放置している間も別室から見守るのが有効です。
どうしても泣き止まないときは?

ミルクやおむつにも原因がなく体調にも変化が見られないという場合は、一体何をしてあげたらよいのかわからずお手上げ状態になります。赤ちゃんの夜泣きを放置していても泣き止む気配がないときは、以下に紹介する対処法を試してみましょう。
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抱っこしてあげる
赤ちゃんが泣き止まないときは、ママ・パパが抱っこして優しく体をさすってあげると落ち着くことがあります。赤ちゃんは、大人の体温や気配、感触に安心感を覚えるためです。
背中やお尻をさすってあげたり、軽くトントンと叩いてあげたりしましょう。赤ちゃんを抱いたまま、ゆっくり体を揺らしてみるのも効果的です。
音や音楽を聞かせる
赤ちゃんが泣いているとき、音や音楽を聞かせると泣き止むことがあります。パパ・ママが優しく子守唄を歌ってあげるとよいでしょう。
赤ちゃんが泣き止むといわれている音には、「ビニールがシャカシャカとこすれる音」や「流水音」、「テレビの砂嵐」など様々です。これらは赤ちゃんがママのお腹の中にいるときに聞いていた音に近く、赤ちゃんを落ち着かせるという説があります。
ほか、「静かでゆったりしたクラシック音楽」も、赤ちゃんの寝かしつけに効果的です。赤ちゃんの寝かしつけ用の音や音楽はCDとして販売されていたり、動画サイトにアップされていたりするため、試してみてはいかがでしょうか?
目を覚まさせる
泣き止まない赤ちゃんを中途半端に寝かせようとせず、一度はっきり目を覚まさせるのも対処法のひとつです。部屋の電気をつけ、赤ちゃんを遊ばせたりあやしたりしてみましょう。
赤ちゃんは、睡眠と覚醒のコントロールがうまくできずに、困惑しています。あえて起こして不安を取り除くことで、落ち着いて再び眠りに入りやすくなるはずです。
また、ほんの短時間でも遊ぶことで、赤ちゃんは遊び疲れて寝付きやすくなります。赤ちゃんの手足をマッサージするなどのスキンシップも効果的です。
