手づかみ食べを始める時期

「手づかみ食べ」とは、赤ちゃんが自分で食べる練習をする過程でよく見られる行動です。では、手づかみ食べはだいたいいつごろから始まるのでしょうか?
1歳の女の子を育てるママです。 先日1歳になったばかりなのですが、未- 子育て | 教えて!goo
離乳食後期ごろから
手づかみ食べが始まるのは離乳食後期である「生後9~11カ月」ころが一般的とされています。好奇心旺盛な子はもっと早くに手を出し始めることもある一方で、おっとりした子は完了期の「1歳~1歳6カ月」ごろになるかもしれません。
カミカミ期といわれるこの時期の離乳食は、歯茎でつぶせるくらいのやわらかさになります。「自分で口に入れて食べたがるようになったら、手づかみ食べの時期」と心づもりをしておくとよいでしょう。
食べ物への関心が強まり、手で混ぜたりつまんだりして「どのように食べるとよいのか」を模索し始めます。まずは、やわらかくゆでた野菜や小さく切ったパンなどをあげて様子を見ましょう。
どうして手づかみ食べが必要なの?

「手づかみ食べはさせた方がよい」という言葉がよく聞かれます。では、なぜ手づかみ食べが赤ちゃんに必要なのでしょうか?その理由について解説します。
食べる機能が発達する
手づかみ食べは「食べる機能を発達させる役割を果たす」といわれています。1歳前後の赤ちゃんは、まだ大人ほど手を器用に使えません。とはいえ、年齢が上がればよいわけでもなく、うまく食べられるようになるには練習が必要です。
「どのくらいの力で握ればよいのか」「どこに持っていけば食べられるのか」「どのくらい口に入るのか」といった様々なことを、手づかみ食べから学びます。
大人であっても、未知の応用問題を解くためには、基礎の計算を覚えることから始めるでしょう。同じように、手づかみ食べは赤ちゃんが食事の仕方を覚えるための基礎といえるのです。
手づかみ食べってさせなければならないでしょうか。 -手づかみ食べって- 子育て | 教えて!goo
食への意欲や関心が増す
赤ちゃんが自分で食事をするという行為には、「食べたい」という欲求が前提にあります。手づかみ食べは、こうした食への意欲や関心を育む第一歩です。
「触ってみたい」という好奇心から食べ物の感触・温度・固さを知り、「知らない味がする。こっちはどんな味?」と、味覚に対する興味の範囲を広げていきます。
「やわらかいね」「固いね」と声がけをしてあげると、より積極的に食事をするようになるかもしれませんね。達成感を与えるには、うまく食べられたときにほめてあげることも大切です。
初めは手を出したり出さなかったりするかもしれませんが、赤ちゃんの気分に任せてゆっくり見守ってあげましょう。