赤ちゃんが見せるハンドリガード。始める時期や意味を確認してみよう

赤ちゃんが見せるハンドリガード。始める時期や意味を確認してみよう

ハンドリガードは、赤ちゃんのわずかな間だけに見られるしぐさです。小さな手を見つめながら、赤ちゃんはいったい何を考えているのでしょうか?ハンドリガードをする時期や手を見つめる意味、発達との関係についてくわしく解説します。

ハンドリガードとは

赤ちゃんがする数々の愛らしいしぐさは、パパやママを癒やす絶大な力を持っています。そのしぐさのひとつが「ハンドリガード」ではないでしょうか?

名前を聞いただけではピンとこない人も、もしかしたらときどき見かけているかもしれません。まずは、「ハンドリガードとは何か?」ということから紹介しましょう。

自分の手をじっと見つめる行動

機嫌のよいときの赤ちゃんは、自分の手をじっと見つめていることがあります。この行動が「ハンドリガード」と呼ばれるしぐさです。英語では「Hand-regard」でregardには、対象に「注目する」「じっと見る」という意味があります。

眺めるだけではなく、なめたり、ぎこちなくグーパーしたりする様子も見られるでしょう。拳を作って小さな口の中に入れようとして、大人を驚かせることもあります。

ゆらゆらと揺らしてみたり、両手を組むようにしてみたり、複雑な動きを見せる赤ちゃんもいるかもしれません。こうした動作もすべて、ハンドリガードに含まれます。

いつからいつまでするの?

赤ちゃんの成長を逐一シャッターに収めているパパやママなら、「ぜひともハンドリガードの写真をコレクションに加えたい」と思うでしょう。

では、この愛らしい姿はいつごろ見られるのでしょうか?ハンドリガードの一般的な時期や、見かけやすいタイミングについて紹介します。

始まりは生後2カ月ごろから

赤ちゃんがハンドリガードを始めるのは「生後2カ月ごろ」が多いとされています。このころの赤ちゃんといえば、まだ小刻みに寝て起きてを繰り返しているでしょう。

起きているわずかな時間のうち、おなかも満たされてご機嫌なときがハンドリガードのタイミングです。なお、スタート時期は個人差が大きく、生後4・5カ月から始める赤ちゃんも珍しくありません。

長くても3カ月程度で終わる

ハンドリガードは、3カ月程度で見かけなくなることが多いようです。早い子は1カ月ほどでしなくなってしまうため、ハンドリガードに気づけなかったということもあります。

赤ちゃんは猛スピードで成長するため、日々できることが増えていくでしょう。興味の対象も手だけにとどまらず、次から次へと移り変わっていきます。

「声を出して笑った」「クーイングした」と喜ぶうちに、「そういえば最近見ていないな…」と気づくことがほとんどです。