いつからいつまで続くの?

上の子の赤ちゃん返りが激しいほど、まるで双子を産んだかのように子どものお世話だけに追われる毎日が続きます。
この慌ただしい生活は、いったいいつまで続くのでしょうか?赤ちゃん返りをしやすい子どもの年齢と、落ち着くまでの期間について確認しましょう。
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2歳から3歳に多く見られる
一般的に、赤ちゃん返りは「2〜3歳」の子どもに多く見られるといわれています。このくらいの年齢はママと自分が世界の中心ですから、赤ちゃんを邪魔者とみなしてしまうのかもしれません。
ただし、この年齢に多いのは「2〜3学年差のきょうだいが多いから」という理由も考えられます。4~5歳になっても赤ちゃん返りする子はたくさんいるうえ、小学生で赤ちゃん返りをする子も決して珍しくはないのです。
終わりは個人差が大きい
赤ちゃん返りは「半年以内」、次いで「1年以内」に落ち着いたというケースが多いようです。しかし継続期間については個人差が大きく、「1カ月でおさまった」という子や逆に「1年以上続いた」という子もいます。
赤ちゃん返りは、「愛着のある対象を独占したい」という心理からくるものです。情緒が健全に発達している証拠のため、長い目で見守ってあげるとよいでしょう。
赤ちゃん返りへの上手な対応法

赤ちゃん返りは子どもの不安感の表れで、厳しくしかるのはむしろ逆効果となりかねません。最後に、子どもに愛情を伝えるための、みっつの対応方法をお伝えします。
上の子と2人だけの時間をつくる
もし、環境が許せば、下の子を預けて「ママは自分のことも大事にしてくれている」と実感できる時間をつくってあげましょう。
1日のうち、ほんの少しの時間だけでも構いません。「下の子のお世話の合間に」ではなく、「上の子と過ごすために下の子に我慢してもらう時間」をつくるのです。
授乳時間が開くようになったら、下の子を預けて2人だけで公園に出かけてみてはいかがでしょうか?下の子から離れることで、ママ自身の心にもゆとりが生まれるでしょう。
できるだけ要求に応えてあげる
赤ちゃん返りが考えられる時期には、できるだけ要求に応えてあげることが大切です。「どこまで甘えを許してくれるか」で、子どもは無意識にママの愛情を測ろうとしています。ここでいう甘えとは、抱っこや話を聞くなどの「情緒的な触れ合い」のことです。
もし今やろうとしていることが5分後にやっても構わないものなら、いったん手を止めて上の子と向き合ってあげましょう。ちょっとした行動が、心の土台となる「自己肯定感」を高めます。
できるだけ甘えを受け入れ、「どんなあなたでも大好き」と子どもの存在そのものが大切だと表現してあげましょう。
気持ちを言葉で伝える
子どもはいつも、大好きなママからの優しい笑顔と言葉を期待しています。声かけだけではなく、頭をなでてあげたりハグしてあげたりなど「スキンシップ」も一緒に行うとより効果的です。
お手伝いや下の子のお世話をしてくれたら「頑張ってくれたんだね、ありがとう!」と、その都度お礼を言ってあげましょう。
さみしそうだったり、不安げにしていたりするときは、「あなたはママの一番大切な宝物だよ」と抱きしめてあげます。きっと丸い頰を上気させ、照れたようなかわいい笑顔を見せてくれるでしょう。
