リズム遊びや文化系の習い事

2歳は体だけでなく、五感を働かせ、頭を使う習い事もできるようになる年齢です。芸術的センスや、語学力を養うような勉強に近い習い事も、遊びの延長として楽しんで取り組んでくれるでしょう。
2歳児におすすめのリズム遊びや文化系の習い事を紹介します。
リトミック
リトミックとは音楽を使った学習であり、幼児教育として長く親しまれてきた習い事です。音楽に合わせてリズムをとったり、体を動かして表現をしたりする習い事のため、子どもは感覚的に楽しく取り組めます。
音や曲のニュアンスを感じ取って体で表現するリトミックは、集中力と感受性を高めるために役立つといわれています。音楽に合わせて集団行動をしたり、挨拶や片付けをしたりするプログラムもあるため、社会性が身につきやすいのも魅力です。
お絵かき、造形教室
子どもの感性を育てるなら、お絵かきや造形教室はうってつけの習い事といえるでしょう。2歳児は、最初のうちは色や素材を使った実験感覚で、お絵かきや造形を楽しみます。目と手を動かして作業することは、2歳児にとってはわくわくする体験です。
習い事を続けていれば、徐々に自分の内面をアウトプットすることに興味を持ち始めます。考えたことを色使いや形として表現することは、子どもの想像力と表現力を高めることに役立つでしょう。
このように、子どもが成長するにしたがって作品の変化を観察できることも、お絵かきや造形教室の面白いところです。子どもの作品をとっておけるため、親にとってもうれしい習い事でしょう。
英語教室
小さなころから英語に触れさせたいと思う親は、多いのではないでしょうか。英語には日本語にない独特の発音があり、聞き取る力が柔軟な2歳児にとって、英語教室はうってつけといえます。
遊び感覚で英語に触れさせることで、イントネーションやお決まりのフレーズを自然に覚えさせることができます。ゆくゆくは小中学校で始まる英語教育に向けた準備にもなるでしょう。
2歳児に習い事をさせるときの注意点

2歳のころから習い事をさせたいと思うのは、子どもの可能性を広げてあげたいと思う親心です。しかし、子どもはそんな親心を知る由もありません。2歳児に習い事をさせるときには、子どもの気持ちを考えて、大人が配慮する必要があります。
2歳児に習い事をさせる場合、具体的にどんな注意が必要なのかをここで押さえておきましょう。
過度の期待や無理強いはしない
2歳児に習い事をさせるときには、親の気持ちばかりが先走らないようにすることが大切です。親が有名なスポーツ選手や芸術家に憧れたり、周囲の子どもの成長スピードを意識したりするあまり、過度の期待や無理強いを押し付けないようにしましょう。
「無理やり習い事をやらされてつまらない」と感じると、子どもはストレスを抱えます。親として、本人が嫌がれば休ませる、習い事に行った先で先生や友だちに会える楽しみに気づかせるなど、工夫してみましょう。
欲張っていくつも習い事をさせることも、子どもの負担となります。習い事により、遊ぶ時間やママ・パパと過ごす時間が十分に取れなくなっていないか、注意しましょう。
2歳児、同じ日に習い事かけもちはキツイでしょうか -2歳半になる女の- 子育て | 教えて!goo
親のサポートも大事
2歳児が習い事を継続させるためには、親のサポートも必要です。2歳児はまだ自己管理ができず、規則正しく習い事に通ったり、自主的に課題をこなしたりすることは難しいでしょう。
習い事の感想を子どもに聞いたり、できるようになったことを褒めてあげたりすると効果的です。
子どもが習い事に前向きになれないときには、子どもと一緒に上達する方法を考えたり、練習に付き合ったりして協力する姿勢を見せましょう。将来の目標になるようなプロスポーツ選手や芸術家について、一緒に話をしてみることもおすすめです。
