出産の入院準備はいつからする?

臨月が近くなると必要になるのが、出産の入院準備です。いつごろから準備を始めればよいのか、確認しておきましょう。
早めに準備しておくと安心
出産までまだまだ時間があると思っても、予期せぬ事態に備えて、準備は早めにしておく方が安心です。
一般的には陣痛が始まってから入院になりますが、出産が差し迫った状態では、スムーズに準備できません。妊娠28週ごろから始めて、臨月に入る前の「妊娠35週まで」には、準備を済ませておきましょう。
出産は予定日通りにいかない場合もあります。必要最低限のものだけでも、早めに用意しておくことが大切です。
入院に必要なものリスト

出産が近づいてから慌てないように、入院に必要なもののリストをチェックしておきましょう。入院から退院までに必要なものを紹介します。
入院手続きに必要なもの
入院の手続きには、以下のものが必要となります。
・病院の診察券
・健康保険証
・母子手帳
・印鑑
毎月の妊婦健診など、入院前の段階でも使用するものばかりです。普段からポーチなどに入れ、ひとつにまとめておくとよいでしょう。
緊急時もこれらだけは持って出られるように、準備しておくことをおすすめします。
入院中に必要なもの
病院から「入院時に必要な持ち物のリスト」をもらっている場合、照らし合わせながら準備しましょう。一般的には以下のようなものを準備することが多いようです。
・前開きのパジャマ(3枚程度)
・産褥ショーツ(3枚程度)
・お産パッド(1パック)
・授乳用ブラジャー(3枚程度)
・母乳パッド
・タオル類
・ガーゼ(赤ちゃん用)
・室内履き
・歯磨きセットや基礎化粧品
お産パッドは出産直後に使用するアイテムで、悪露(おろ)で衣類が汚れることを防ぐために用意します。また、病院によっては食事用のマグカップや、お箸などが必要な場合もあるでしょう。
入院期間は個人差がありますが、初めての出産の場合で1週間程度です。帝王切開の場合、回復までに時間がかかるので、10日間程度必要となります。入院期間も考慮して、持っていくものの量を調整しましょう。
あると便利なもの
出産の入院中、できるだけ快適に過ごしたい人は、あると便利なものもチェックしましょう。
・靴下やカーディガン
・うちわ
・曲がるストローやストローキャップ
・軽食
・厚手のタオルやハンカチ
・ドーナツクッション
・むくみ解消グッズ
病室内は細かい室温調整ができないこともあるので、夏場でも何か羽織れるものがあると安心です。お産時の暑さを和らげるものもあるとよいでしょう。
陣痛が来ると体を起こすのもつらいので、横になったままでも飲料を口にできるように曲がるストローや、ペットボトル用のストローキャップがあると活躍します。出産時のエネルギー補給として、陣痛の合間に食べられるゼリー飲料なども用意しておきましょう。
厚手のタオルやハンカチがあると、汗を拭いたり陣痛に耐えるときに握ったりと、何かと役に立ちます。ドーナツクッションは、出産後に会陰切開の痛みを和らげてくれるため、あると安心です。
退院時に必要なもの
退院時に必要になるものをチェックしましょう。
・おくるみ
・ベビーウェアや赤ちゃんの肌着
・おむつ
・ベビーキャリーやスリングなど
・チャイルドシート(車の場合)
・分娩・入院費用
裸で連れて帰るわけにはいかないので、赤ちゃんの衣類は忘れずに用意しておきます。ベビーキャリーやスリングは、赤ちゃんを運ぶために使うものです。タクシーや車までの移動時に重宝するでしょう。
車で赤ちゃんを連れ帰る場合、チャイルドシートが必要になります。分娩や入院にかかる費用は退院の前日に分かるので、家族に持って来てもらうと安心です。