親としてできる対処方法

子どもが部活をやめたいと言ったとき、親としてはやめてほしくないと思うこともあるかもしれません。しかし、親子の信頼や絆を深めるには、「自分よりも子どもの気持ちに立って考えること」が必要です。
子どもが部活をやめたいと言い出したとき、親としてどのようなことができるのでしょうか?
子どもの気持ちを尊重する
親としては、まず子どもの気持ちに寄り添ってあげることが大切です。子どもが部活をやめたいというのなら、基本的には子どもの意見を尊重します。部活がつらくて学校に行けなくなったり部活の人間関係に悩まされたりするのは、学生にとって本末転倒です。
部活が子どもの学校生活を苦しくしているのなら、すっぱりやめてしまっても問題はありません。ほとんどの子どもが参加しているとはいえ、部活は基本的に自由参加です。
少し部活を休ませる
子どもの様子が疲れていたり元気がなかったりするのなら、「部活を休もう」と声を掛けてみましょう。精神的に弱っているとき、人間は正しい決断を下しにくいものです。
「部活と少し距離を取る」ことで、子どもも自分の今後について冷静に判断できるようになることもあります。部活をしばらく休んでみても子どものやめたい気持ちが変わらないのなら、退部の方向で話を進めてもよいでしょう。
トラブルの場合は慎重に
部活をやめたい原因が「人間関係」のケースもあります。子どもがただの愚痴っぽく「やめたい」と言っている場合は、子ども同士や学校の対応に任せてよいでしょう。親が出て行くと、余計ややこしくなったり大事になったりしがちです。
一方、子どもが話すトラブルが深刻な場合は、親が出て行く必要があります。たとえば、「明らかな暴力」や「いじめ」の場合です。学校ともしっかり話し合い、親として子どもを守らなければなりません。
暴力やいじめは、深刻なトラブルに発展しやすいといえます。事実を把握したら、大きな問題になる前に早急な対応が必要です。
まとめ
子どもが部活をやめたいと言ったときは、基本的に子どもの意見を尊重します。ただし、子どもはそのときの気分やできごとなどで「やめたい」などと軽く言ってしまうこともあります。親としては、子どもの言葉がどれほど真剣なものなのかを適切に見極めることが必要です。
子どものやめたい気持ちが本気だと思えるなら、親としては受け入れてあげます。やめた後の過ごし方ややめ方についてもよく話し合い、スムーズに退部できるように応援してあげましょう。
