トースター掃除にはどんな洗剤を使う?焦げや臭いをすっきり落とそう

トースター掃除にはどんな洗剤を使う?焦げや臭いをすっきり落とそう

掃除するときの注意点

家電製品の掃除でもっとも気をつけるべき点はやはり「安全性」です。熱くなった金属部分で火傷したり、破損した部品で皮膚を切ったりしないよう注意します。

また、「トースターの素材に適した洗剤や道具を使うこと」も大切です。まずは取扱説明書を読み、手入れの方法やNG事項などを確認しましょう。トースターの掃除で特に気をつけたいポイントを三つピックアップしました。

コンセントは必ず抜く

安全のため、必ずコンセントを抜いてから掃除にとりかかりましょう。掃除中にふとしたはずみで電源がオンになると、火傷や火災につながる恐れもあり大変危険です。

またトースターを使用後は本体も付属品も非常に高温になります。事故を防ぐためにも、トースターを「触っても大丈夫な程度」まで冷ましてから作業することも大切です。

アルミ製には中性洗剤を使う

酸性の汚れに効果的なのはアルカリ性洗剤ですが、「アルミ製品」に対しては不向きです。アルカリ性洗剤は、アルミを変色・変形させたり、腐食させたりする原因となり得ます。

セスキ炭酸ソーダ・重曹はアルカリ性洗剤のため、使用しない方が無難でしょう。特に、受け皿などの付属品には、軽量で水洗いにも強く、熱伝導率も高いアルミが使われることも多いようです。

その場合は「中性洗剤」か「酸性洗剤」が選択可能ですが、焦げ付きや油汚れが酸性という性質を考えるとやはり中性洗剤がベターでしょう。

ヒーターは強くこすらない

ヒーターはガラス製が多く、破損しやすい部分です。丁寧かつ慎重に掃除しましょう。道具もタワシなど傷がつきやすいものは避け、やわらかい布などがおすすめです。

軽い汚れであれば「中性洗剤」を使います。真っ黒になるほど汚れがひどい場合は、「セスキ炭酸ソーダ水(水500mlに対し、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜたもの)」でパックするのが効果的です。

液を吹きかけたキッチンペーパーやラップでパックし、20~30分放置した後で水拭き・乾拭きをして仕上げます。

汚れを付きにくくするコツ

使用頻度が高い家電製品は、その分汚れる確率も高いものです。汚れを放置してどんどん蓄積させると、落とすに時間や手間がよりかかったり、より強力な洗剤が必要になったりします。

ある程度汚れがたまってから掃除するより、普段から汚れをためないようにちょっと工夫しておくことで手入れもグッと楽になるでしょう。

受け皿にアルミホイルを敷く

あらかじめ受け皿すべてを覆うように、「アルミホイル」をピッタリ巻いておきます。この方法であれば調理後汚れてもアルミホイルを取り換えるだけで済み、受け皿を毎回洗う必要がありません。

どれだけ汚れても気にならないうえ、洗剤や水の節約にもつながり一石二鳥でしょう。ただし、「アルミホイルがヒーターに直接触れない」ように注意します。

ホイルが溶けてヒーターに付着すると焦げの原因となったり、はがす際に破損のおそれがあったりするためです。

こまめに掃除する

毎回使うごとに掃除するに勝ることはありません。汚れがこびりつく前に、サッと取り除いてしまいましょう。毎日の夕食後など、食器を洗ったり食卓を拭いたりするついでとして、トースター掃除もルーティーン作業に取り入れるのです。

食事が終わったころであれば、触れられる程度にトースターの温度も下がっているでしょう。「やや温かい」うちであれば、熱のパワーで汚れがやわらかく落ちやすいものです。