大人も楽しめる「潮干狩り」!行く前に知っておきたい基礎知識

大人も楽しめる「潮干狩り」!行く前に知っておきたい基礎知識

潮干狩りに必要な持ち物

(出典) photo-ac.com

潮干狩りには必要なアイテムがいくつかあるため、出かける際は荷物が多くなります。潮干狩りスポットの近くに売店がある場合も多いですが、スムーズに掘り始めるには、あらかじめ準備しておきましょう。潮干狩りに持って行くものを紹介します。

熊手

熊手は貝を砂浜から掘り出すために必要な道具です。スコップとは違い、砂をかき分けながら掘れます。様々な種類が販売されているので、どれを選ぶか迷いますが、刃先が丸めてある「忍者熊手」を選びましょう。

刃の部分に網が付いているものを選ぶと、うまく貝が引っ掛かりやすく、子どもでも掘りやすくなります。持ちやすい大きさかどうかも、チェックしましょう。

ゴム手袋や軍手

砂浜の中には、割れた貝やガラスのかけらなどが埋まっていることがあります。潮干狩りでは、熊手だけでなく、手を使って砂をかき分ける場面が少なくありません。

素手で貝を掘り出そうとすると、思わぬケガをすることがあるので、ゴム手袋や軍手を準備しましょう。炊事用や掃除用に販売されているものや、100均で売っている軍手でも十分に保護できます。

バケツやネット

掘り出した貝を入れておく、バケツやネットも必要です。容器であれば何でもよいと考えがちですが、取っ手が付いた容器の方が持ち運びやすいでしょう。

家族みんなで同じ場所を掘るわけではなく、いくつかのグループに分かれて掘った方が効率がよいので、複数のバケツやネットを用意しておくことをおすすめします。

水に浮く枠付きのネットが便利ですが「洗濯ネット」や、キッチンの三角コーナーに使う「水切りネット」などでも構いません。ビニール袋だと破れてしまうことがあるため、丈夫なネットを用意しましょう。

クーラーボックス

貝を持ち帰るときに備えて、クーラーボックスを準備しておきましょう。生きたまま持ち帰らないと鮮度が落ちてしまい、嫌な臭いが出たり傷んだりする原因となります。

クーラーボックスには様々な大きさやタイプがありますが、たくさんの貝が採れたときのことを考え、やや大きめが安心です。「氷や保冷剤」なども、忘れずに入れておきます。

蓋付きの発泡スチロールや保冷バッグを、クーラーボックスの代わりに利用する方法もおすすめです。また、徒歩で出かける場合、車輪付きのクーラーボックスを持って行くと、楽に移動できます。

あると便利なグッズ

スマホや車の鍵などが濡れないように「防水ケース」もあるとよいでしょう。ポケットにむき出しの状態で入れたままだと、濡れて故障することが心配です。

近くに売店がない場合に備えて、軽食や水なども持って行きましょう。熱中症にならないように、小まめに水分やエネルギーをとれるようにします。

万が一、貝の破片などでケガをしたときのために「絆創膏」を用意しておくと安心です。また、貝を包む「新聞紙」や、海水を持ち帰る容器もあるとよいでしょう。海水は持ち帰った後の処理に必要です。

子どもが飽きてしまったときに備えて「砂遊びグッズ」などもあると、楽しく過ごせるでしょう。新しく購入しなくても、普段、砂場で遊んでいるようなバケツやスコップなどで十分です。

潮干狩りにおすすめの服装

(出典) photo-ac.com

潮干狩りに適した季節は中途半端な気温の場合が多く、どんな服装で行くべきか悩みますが、水辺で作業をすることを考えて選ぶことが基本です。潮干狩りにおすすめの服装を紹介します。

汚れてもよい服装で

潮干狩りをする際の服装は、砂や海水で汚れてもよいものを選びましょう。浜辺にしゃがんで作業をすることになるため、小さな子どもには「水着」を着せておくことをおすすめします。

潮干狩りスポットは、太陽光や風などから遮るものがない場所にあります。風が強く吹くと冷えやすいので「羽織れるもの」も用意しておきましょう。紫外線を防げるタイプの、薄手の上着があると便利です。

貝の居場所は砂地が柔らかくなっていることが多く、足で踏んで確認する方法がありますが、裸足だとケガの恐れがあります。靴下を履くと、足を守りながら砂の様子が分かるでしょう。

小さな子どもの足元はマリンシューズや、長靴が安心です。ビーチサンダルは波で流されやすく、潮干狩りには向いていません。また、衣類が濡れてしまったときに備え「着替え」の準備もしておきましょう。

日焼け対策もしっかりと

4~5月ごろは、紫外線量が高くなる時期です。日焼け止め対策を忘れないようにしましょう。日焼け止めを利用するほかにも「サングラス」や「帽子」などの小物を、持って行くことがおすすめです。

日焼け止めは時間がたつと、汗や皮脂で流れて効果が薄れやすいので、小まめに塗り直す必要があります。防水ポーチなどに、日焼け止めグッズを入れて持ち歩くとよいでしょう。

「フード付きの羽織もの」や、首回りに巻ける「手ぬぐい」などを持って行くと、うなじの日焼けを防げます。子どもには、風で飛ばされないように紐が付いた帽子をかぶせましょう。