反抗期ってなぜ起きる?いつからいつまで続くのが一般的?

反抗期ってなぜ起きる?いつからいつまで続くのが一般的?

反抗期の子どもが取る行動

(出典) photo-ac.com

反抗期に子どもがどんな行動をするのかが分かっていると、対処しやすくなります。心の準備もでき、親が受けるショックが和らぐかもしれません。反抗期によくあるパターンを紹介します。

親への暴言や反抗的態度

親の言うことを聞かないだけでなく、暴言を吐くことがあります。大人が言われて傷付くようなことを言う場合もあり、驚かされるでしょう。

態度を注意しても「今やろうと思ってたのに」「うるさい」など、批判的な言葉が返ってきます。親が言ったことに対し、揚げ足を取ったり矛盾を指摘したりして困らせることもめずらしくありません。

イライラが募っている場合、ものを壊したり壁を蹴ったりと暴力的な行動を取る場合もあり、悩まされるでしょう。暴力的な行為をしたときは、親である自分たちのためではなく、大切な子どもを守るため、しっかりと言って聞かせることが必要です。

9歳息子が反抗期です。 「失せろ」「消えろ」「バカ女」と私に向かっ- 子供 | 教えて!goo

親と関わることを嫌がる

反抗期の子どもは「親と一緒にいたくない」「しゃべりたくない」など、コミュニケーションを嫌がります。話しかけたり質問したりしても、無反応である場合も少なくありません。

それまでは、無邪気に何でも話していたのに、学校であったことや何をして遊んだかなどを話さなくなります。親としては子どもが何を考えているのか分からなくなり、戸惑うでしょう。

親は理由を知ろうとして焦ってしまいます。積極的にコミュニケーションをとらなければと考えてしまいますが、しつこく干渉して子どもを追い詰めないように注意しましょう。

中学2年生 娘が反抗期でだらしない

反抗期の父親との関係性 -21歳女です。長文失礼します。ここ数ヶ月の間- 大人・中高年 | 教えて!goo

反抗期を迎えた子どもの対処法

(出典) photo-ac.com

小さかったころとは違い、子どもの年齢が高くなると、抱っこしてあやしたり機嫌をとって言うことを聞かせたりすることは難しくなります。子どもが反抗期を迎えたら、どのように対処すればよいのか見ていきましょう。

子どもの話をきちんと聞く

反抗期とはいっても、子どもにも言い分があるので、頭ごなしに否定せずにきちんと話を聞きましょう。子どもが親に対し「何を言っても無駄」だと感じている場合、自分の気持ちを話せません。

話を聞くときは途中で話の腰を折らずに、最後まできっちりと話をさせることがポイントです。子どもの話に対して、あれこれと意見を言わず肯定する気持ちで聞きましょう。

「そうは言うけど、あのときはこうだったじゃない」など、過去のことを持ち出すことはよくありません。親が意見を言うときは、理由を理解できるように説明します。

イライラしてものに当たったときは「ケガをしたら危ないからやめてほしい」「一生懸命働いて買ったものだから、壊されたら悲しい」など、言い方を工夫すると分かってくれる場合は多いでしょう。

感情的にならない

自分の子どもに、生意気なことを言われるとたじろいだり、傷付いたりすることが一般的です。子どもが自分にとって、大切な存在であればあるほど、その痛みも大きなものになるでしょう。

どんな場合にもあてはまることですが、感情的になってしまうと、冷静な話し合いはできません。なぜダメなのかを、淡々と言って聞かせる姿勢が大事です。

感情的に喚き散らしてしまうと、大人への信頼感が低下する心配があります。反抗されても根気強く揺らがない態度を見せれば、子どもは親の言うことに納得しやすくなるでしょう。

ほどよい距離を保つ

反抗期を迎えた子どもに接するときは、「くっつきすぎず離れすぎない絶妙な距離感」を保つことが大事です。子どものことがどんなに心配でも、ずっと付きっ切りで指示するわけにはいきません。

いつかは大人になり、巣立っていくのです。親が子どもに対して干渉しすぎると、反抗期が長引く原因になるでしょう。無視されたり、自分から話してくれなかったりすると焦ってしまいますが、ある程度は放っておきます。

子どもは親がこれまでのように構ってくれなくなると、不安な気持ちになるはずです。不安そうな様子を見せていたら「どうしたの?」と、声をかけます。

「おはよう」「おかえり」などのあいさつも欠かさずにします。そうやってコミュニケーションを取り続けると、反抗心がいつのまにか落ち着き、自然な態度でいられるようになるでしょう。