フルタイムで働く際の悩みどころは?

フルタイム勤務にはたくさんのメリットがありますが、悩みを感じることも少なくありません。子育て中にフルタイムで働くことの注意点を把握して、自分に合う働き方を選ぶ参考にしましょう。
時間を作りにくい
フルタイムで働いていると時間を作りにくく、やりたいことが思うようにできないときもあります。育児や家事には終わりがなく時間がかかるため、仕事以外の時間ですべてをこなすには、時間を捻出するための工夫が欠かせません。
やりたいことが思うように進まなかったり、自分の時間を取れない日が続いたりすると、ストレスに感じることもあるでしょう。
実は出費も増えやすい点に注意を
出費の増加にも注意が必要です。フルタイムで働くために、子どもを保育園へ預けるには費用がかかります。幼児教育は無償化されましたが、延長保育は変わらず有償です。毎月の出費が数万円増えることも珍しくありません。
また、家事の負担を減らすために食洗機やロボット掃除機を導入すると、購入費用で一時的に出費が増えます。フルタイム勤務で収入が増えると同時に、出ていくお金も増えやすくなるでしょう。
子育てと仕事を両立させるには?

子育てと仕事を両立するには、家庭内での協力はもちろん支援制度の活用も検討しましょう。また、すべてに完璧を求めず手を抜くこともポイントです。自分1人で頑張りすぎずに取り組むコツを紹介します。
夫婦の助け合いが必須
夫婦で助け合いながら子育てや家事に取り組むことで、仕事との両立がしやすくなります。子どもがいる状態で仕事へ復帰すると、復帰前よりやるべきことが増える場合がほとんどです。
子どもが生まれる前は仕事と家事を両立できていた人でも、タスクの多さに何から手をつければいいか分からなくなるかもしれません。1人で頑張りすぎると心身に影響が出ることもあります。
仕事と家事・育児を両立させるためには、夫婦でしっかりと話し合い、役割分担して協力することが必要です。
何事も完璧を求めすぎない
家事や育児を適度に手抜きすることも、仕事と両立する大切なポイントです。フルタイムで仕事に取り組み帰ってきたあと、家事や育児に使える時間は限られています。
帰宅後に夕飯を作り始めると、食事の用意に時間がかかりすぎてしまうかもしれません。手間を減らすには、時間のあるときに作り置きをしておいたり、冷凍食品や市販の惣菜を活用したりするとよいでしょう。
掃除や片付けも、毎日完璧にこなそうとしては疲れてしまいます。おもちゃはこの箱に入っていればOKというように、ルールをできるだけ簡単にするのもおすすめです。
支援制度や便利家電の活用
頼れるものを積極的に活用し、できるだけ負担を減らすことも、仕事と子育ての両立に役立ちます。自治体によっては、勤務時間の調整ができない日などに子どもの送り迎えをサポートしてくれる制度もあります。
また、ネット通販や便利家電を取り入れるのもよいでしょう。例えば、夕飯用の食材を宅配で届けてくれるサービスを利用すれば、買いものに行く手間を省けます。
ロボット掃除機があれば掃除が楽になりますし、食洗機があれば食後の時間に余裕を持てるでしょう。
