1歳の赤ちゃんにおもちゃを選ぶなら

1歳の赤ちゃんに与えるおもちゃを選ぶ際、どんなポイントがあるのかを知らないと、うまく遊べないものを選んでしまう可能性が高まります。
また、赤ちゃんが直接使用するものなので、楽しさだけでなく安全性も重要です。楽しく安全に使ってもらうために、知っておきたいポイントをチェックしましょう。
興味を持てるおもちゃがベスト
1歳ごろになると、次第に色・形・音の判別ができるようになってきます。カラフルなものや、触ると音が出るなど仕掛けがあるおもちゃを与えると、興味を持ってもらえるはずです。
子どもの個性が出てくる時期でもあるので、日ごろの様子をよく観察して本人が興味を持ってくれそうかどうかも重視して選びましょう。大人から見てよく思えても、子ども目線で考えると興味を持ちにくい場合があります。
1歳の赤ちゃんは、見たことがあるものに対する好奇心を抱く時期でもあるので、動物や乗りものなど、お気に入りのモチーフを選んであげましょう。
安全面の重視を
1歳の赤ちゃんにとって安全なおもちゃを選ぶには、おもちゃごとに設定されている対象年齢を参考に選ぶことが基本です。
個人差はありますが、1歳ごろになると手先を器用に動かせるようになってきて、かじったりつかんで投げたりと、ものを乱暴に扱うシーンが増えてきます。
おもちゃや床に落ちているものを拾って予期しない使い方をすることもあり、ヒヤッとさせられることがあるでしょう。
細かいパーツに分かれるものだと、誤って口に入ったときに飲み込んでしまう恐れがありますし、固い素材でできているものは投げたりぶつけたりしたときに危険です。尖った部分があるものも、1歳児のおもちゃには向いていません。
コミュニケーションに「絵本」「布絵本」

絵本は絵と物語の両方を楽しめます。子どもに読み聞かせれば、親子のコミュニケーションの時間を増やし、子どもの感受性を豊かにしてくれるところが魅力です。
複雑な絵や物語を理解できない赤ちゃんには、内容が簡単なものを選ぶことが大事です。赤ちゃんでも、理解しやすい工夫がされたものを選ぶようにしましょう。1歳児が楽しめる、絵本や布絵本を紹介します。
バンダイ「ベビラボ 〜脳を育む〜おでかけ布えほん」
小さな子どもが大好きな『アンパンマン』の布絵本です。赤ちゃんが手にとって遊べるように作られているほか、研究によって明らかになった赤ちゃんが認識しやすい柄や好む色を取り入れ、興味を引くように作られています。
ページに触ったりマスコットを振ったりすると音が出るので、絵や文字が分からなくても問題ありません。めくって遊べる仕掛けもついていて、飽きずに楽しんでもらえるでしょう。
布製の絵本なので丸洗いでき衛生的です。おでかけ先でも使えるように、ベビーカーなどにくくりつけられるリングが付属し、どこでも遊べます。
・商品名:バンダイ「ベビラボ 〜脳を育む〜おでかけ布えほん」
日本育児「エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック」
『はらぺこあおむし』の物語を題材にした布絵本です。原作のカラフルなイメージはそのままに、絵をつまんだりめくったりと、指先を使って遊べるたくさんの仕掛けが施されています。
赤ちゃん向けに作られた布絵本は、紙の絵本よりも赤ちゃんの手になじみやすく、内容を簡単にしてあるので、初めての絵本にぴったりです。
かわいいイチゴの形をした歯固めや「いないいないばあ」をして遊べるソフトミラーもついており、絵本に飽きたときにも気分転換できるでしょう。
・商品名:日本育児「エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック」
エド・インター「しょくぱんくんとサンドイッチ」
サンドイッチ屋さんを題材にした絵本と、サンドイッチの布おもちゃがセットになっています。ストーリーを楽しみながら、実際にサンドイッチを作って遊びましょう。
サンドイッチの具の組み合わせを変えて遊ぶことができ、簡単には飽きさせません。レタスの布おもちゃは、握るとシャカシャカと音が出るなど、赤ちゃんの興味を引く工夫がされています。
1歳だと本物の食材を触らせるのはまだ難しいですが、おもちゃを使えば食材に対する関心を深めながら、楽しく遊べるでしょう。付属の布おもちゃは洗濯可能なので、清潔に使用し続けられます。
・商品名:エド・インター「しょくぱんくんとサンドイッチ」
