大きくなってもそばに「笑顔になれる絵本」

子どもは成長していくにつれ、絵本への理解度が増していき、0歳のときは分からなかった表現も楽しめるようになります。
何度もお母さんやお父さんに読み聞かせをしてもらった絵本は、大きくなってからもかけがえのない存在になってくれるでしょう。0歳のときだけでなく、成長してからも笑顔にさせてくれる絵本を紹介します。
「だるまさんが」かがくい ひろし
コミカルな動きで動く「だるまさん」の様子を楽しめる絵本の1作目です。シリーズ累計551万部を超える人気を誇ります。
「だるまさんが」との掛け声のあとにページをめくると、だるまさんが変形したり転んだりと、楽しい工夫がされています。大人から見ても面白く、ページをめくる度に大笑いする子どももいるほどです。
成長して文字が読めるようになると、自分で読みながらページをめくって楽しめるようになります。続きが気になる構成になっておりどんどん読み進められるので、初めて1人で読む絵本としてもおすすめです。
・商品名:「だるまさんが」かがくい ひろし
「いないいないばあ」松谷 みよ子
ねずみ・ねこ・くまなど、様々な動物が「いないいないばあ」をする様子を楽しめる絵本です。
1967年に日本で初めて赤ちゃん向けの絵本として制作され、これまでに700万部以上販売されています。世代を超えて愛され続け、ファーストブックとして人気がある作品です。
言葉やストーリーが理解できない赤ちゃんでも、キャラクターの表情を見て楽しめます。赤ちゃんとキャラクターが目を合わせやすいように、意識して描かれているところもポイントです。
「いないいないばあ くまちゃんが ほらね いないいない」というように、リズミカルに赤ちゃんに語りかけられるように、考え抜かれた言葉を使用しています。
・商品名:「いないいないばあ」松谷 みよ子
「ぎゅう ぎゅう ぎゅう」おーなり 由子
作者の子育ての体験を活かして制作されたシリーズです。「ぎゅう」と誰かに抱きしめられたり、ぬいぐるみを抱きしめたりと、赤ちゃんやお母さんお父さんにとって身近な題材が用いられています。
「おててを、ぎゅう」「おなかを、ぎゅう」というように、お話に合わせて赤ちゃんとスキンシップを取りながら遊べる内容です。
言葉が理解できなくても、ふれあいを通じて笑顔になることの大切さが伝わってくるでしょう。赤ちゃんにスキンシップの楽しさを伝え、お互いに愛情を感じ合いたい人にぴったりです。
・商品名:「ぎゅう ぎゅう ぎゅう」おーなり 由子
まとめ
赤ちゃんに絵本を読み聞かせてあげるときは、コントラストが強いカラフルな色が多く使われているものや、動く仕掛けなどがあるものを選びましょう。赤ちゃんが認識しやすい色や模様が使われた絵本なら、きっと興味を持ってくれるはずです。
まだ言葉を理解できない赤ちゃんへの絵本の読み聞かせは、赤ちゃんにとってお母さんやお父さんとスキンシップをしながら、多くのことを学べるよい機会になります。
2歳ごろになると、お気に入りの絵本を自分で読もうとするようになるので、0歳のころから絵本が身近にあれば、将来の読書への興味も育むきっかけになるでしょう。
