歯固めの石の使い道や入手方法は?使用手順や使用後の扱い方も

歯固めの石の使い道や入手方法は?使用手順や使用後の扱い方も

歯固めの石は赤ちゃんが誕生して100日後のお祝いで使用するものです。積極的に使用する家もあればそうでない家もあるので、存在を知らない人や使い道がよく分からない人もいるでしょう。歯固めの石の入手方法や、使用方法などを紹介します。

歯固めの石は何に使う?

歯固めの石と聞いて、どうやって使用するものなのかピンとこない人もいるでしょう。「赤ちゃんの歯固めに石を使うの?」と思う人もいるかもしれません。使用方法や目的などをチェックしましょう。

お食い初めのお祝いで使用する石

歯固めの石は赤ちゃんが生まれてから、生後100日ごろに行う「お食い初めのお祝い」で使用します。歯が生え始めた、生後3~4カ月ごろのタイミングで行う家庭が一般的です。

赤ちゃんが食べ物に困らず健康で長生きできるように願う儀式で、一汁三菜のお祝い膳と一緒に歯固めの石を使用します。「石のように丈夫で健康な歯が生えてくるように」と、願いを込めるのです。

丈夫な歯が生えていると年齢を重ねても栄養のある食べ物を食べられるので、強い歯が生えるように祈ることが、長寿を祈ることに通じています。

大きさや数に詳細な決まりはない

歯固めの石は、様々な形状・大きさのものが使用されます。小石を3つ使用するという家もあれば、ひとつだけ用意するという家もあり、家庭によって様々です。

白と黒の小石をひとつずつ、あるいは白・黒・赤をそろえるというように複数の色を使うこともありますが、厳密な決まりはありません。

石の大きさにもこれといった決まりはないですが、小皿に載せてほかの料理と一緒にお膳の上に置く都合上、「1~5cm程度のもの」が使いやすいでしょう。見た目がきれいな、丸くてツヤのある小石を用意することが一般的です。

歯固めの石の入手方法

お食い初めのお祝いをしたくても、歯固めの石が見つからないときはどうすればよいのでしょう。歯固めの石の簡単な入手方法を紹介します。

お宮参りをした神社で借りる

お宮参りをした際にもらえる、神社からの授与物のなかに歯固めの石が含まれている場合があります。お札やお守りなどと一緒に、お食い初めに使用する祝箸などを用意してくれる神社もあるでしょう。

お宮参りからお食い初めのお祝いまでには間が空くので、もらったことを忘れてどこかにしまい込んでいる可能性もあります。もし、受け取った記憶があるなら探してみましょう。

もらったかどうか分からないときや、もらっていないときは神社へ行って、玉砂利のなかからきれいなものを借ります。神社の事務所や受付などで境内の石を歯固めの石として使いたいことを伝え、許可を得てから拾いましょう。

河原へ拾いに行く

近くの河原へ行き、地面に落ちている小石を拾って使用しても構いません。河原には様々な色や形状の石が落ちているので、好みのものを選べます。できるだけ、人が踏み荒らしていない場所にあるものがおすすめです。

河原によってはゴツゴツとした大きな石しか落ちていない場合があります。上流よりも下流へ行って探した方が、角が取れたきれいな小石を見つけやすいでしょう。川に転落しないように注意しながら拾います。

通販でも入手可能

近所に神社や河原がなく、歯固めの石に使えそうな小石が見つからないときは、通販を利用して購入する方法もおすすめです。

「お食い初めセット」として販売されているもののなかに含まれている場合もあれば、単品で購入できる場合もあります。祝箸や保管用の袋とセットになっている商品もあり、好みの色や大きさのものが見つかるはずです。

神社で祈祷を済ませたものが販売されているケースもあります。値段もそこまで高くないことが多いため、利用してみてもよいでしょう。

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