ブロックおもちゃに期待できる教育効果

知育おもちゃとしても知られるブロックには、どのような教育効果があるのでしょうか?まずは、ブロック遊びで育つと考えられている子どもの能力を紹介します。
遊びの工夫で育まれる「発想力・創造性」
ブロックを組み立てる遊び方には、スイッチを押すと作品が完成するような機能性はありません。
しかし、機能性がないからこそ、子どもの「もっと面白い遊び方ができないかな」「かっこいい恐竜を作ってみたい」といった発想力・創造性につながりやすいのも事実です。
新しいアイデアが生まれる背景には、少なからず不便さがあります。例えば、生活必需品ともいえる洗濯機・炊飯器などは、不便な暮らしを快適にするために人間が生み出した商品です。
そのため、便利さや機能性の少ないブロック遊びは、子どもの発想力・創造性を育てる効果が期待できるというわけです。
手先を動かす遊びで「集中力」「空間認識力」が養える
ブロックを組み合わせて遊ぶには、創造力を駆使し、自分が決めたゴールまで試行錯誤する必要があります。ブロックをつかんだり、積み上げたりして遊ぶうちに、次第に「集中力」「空間認識力」を身に付けられるでしょう。
子どもの創造力を高めるには、今あるパーツのなかで、何をどこに配置すればよいのかといったしなやかな思考力を育むことが必要です。集中力を高めながら、ゴールを手にした達成感は、子どもの成長に役立ちます。
また、奥行き・高さ・横幅など、積み重ねて遊ぶブロック遊びは、空間認識力の習得にぴったりです。将来、スポーツや勉強に役立つことは間違いないといってもよいでしょう。
ブロックのおもちゃを選ぶポイント

ブロックのおもちゃを知育に役立てるためには、ポイントをおさえて選ぶことが大切です。子どもが使うブロックのおもちゃを選ぶ際に、知っておきたい注意点を2つ紹介します。
年齢に合ったものを選ぶ
赤ちゃんから小学生以上の子どもまで、幅広い年代で遊べるのがブロックの魅力です。ただ、ブロックという種類は同じでも、大きさ・形・難易度などは年齢によって違います。
いくら発想力・創造力を育てたいからといっても、子どもの年齢に合わない難度のブロックを与えるのは禁物です。ハードルを高くしすぎると、子どもの挑戦する意欲をそいでしまう恐れがあります。
子どもが夢中になって遊ぶブロックを選ぶポイントは、パッケージ・説明書などに記載されている対象年齢を確認することです。
対象年齢は、製造したメーカー・販売元などが子どもの発達段階を考慮して定めています。対象年齢を確認し、子どもが自信を損なわずに遊べるブロックを選ぶことが大切です。
素材・使いやすさを確認
子どもに与えるブロックには安全性の高い素材が使われていて、踏んだり、口に入れたりしても害の少ない形状になっているかを確認しましょう。
特に3歳未満の子どもには大きいサイズのブロックを選んでおくと、口に入れたときに誤飲するリスクを減らせます。また、角に丸みのあるブロックだと、子どもが誤って踏んだときにもけがにつながりにくいでしょう。
数の多いブロックほど、遊んでいるうちに紛失しやすいのも事実です。収納ケースが付いている商品だと、子どもが自分で遊んだブロックを片付けられます。
1歳には「大きめのブロック」がおすすめ

1歳の子どもには、小さな手でも簡単につかめる大きいサイズのブロックがぴったりです。子どもの興味をひくカラフルで大きいサイズのブロックを、3つ紹介します。
トイローヤル「ワンワンとうーたんのおおきなブロック」
カラフルなブロックが38個入ったセットは、初めてのブロック遊びにおすすめです。付属のシートには車・飛行機などの作り方が紹介されているので、親子で作品づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?
透明のケースにはすべてのブロックが収まるほか、突起の付いたふたを使って家・公園などを作ることも可能です。
商品名:トイローヤル「ワンワンとうーたんのおおきなブロック」
バンダイ「はじめてのブロックワゴン」
アンパンマンを含めた11種類のキャラクターが描かれたブロックは、2つ組み合わせるだけで人形のようにして遊べます。ワゴン型の収納ケースには、タイヤが付いているので移動も楽々です。
動物・木・家などのブロックも入っているので、キャラクターを移動させて公園の風景を表現することも可能です。また、収納ケースのふたに星型・丸型のブロックを入れる「形合わせ」も楽しめます。
商品名:バンダイ「はじめてのブロックワゴン」
メガブロック「1才からのメガブロック」
縦の長さが6cmほどあるメガブロックは、手先の力が弱い1歳児でもつかみやすいのが特徴です。また、ブロックの上部にある突起のサイズが大きく、プリンのような「円すい台」の形になっています。
斜めからでもブロックを重ねやすいので、1歳児でも自由に好きな形を作れます。誤飲を防止するのはもちろん、角が丸くて柔らかいため誤ってブロックを踏んだ場合にけがをしにくいのもポイントです。
赤・青・緑など、1歳児が認識しやすい原色を使ったブロックは、厳しい耐久テストにも合格しています。
商品名:メガブロック「1才からのメガブロック」
