おくるみのおすすめ13選を紹介!期待できる効果や使い方もチェック

おくるみのおすすめ13選を紹介!期待できる効果や使い方もチェック

なぜ、おくるみに包まれている赤ちゃんの多くは、すやすやと眠っているのでしょうか?おくるみに期待されている効果や巻き方、注意点などを解説します。1枚布から固定タイプまで、用途別のおくるみも併せて見ていきましょう。

おくるみに期待できる効果と使い方

赤ちゃんにおくるみを使うと、どのような効果が期待できるのでしょうか?おくるみを巻くことで期待できる効果を、使い方と併せて紹介します。

モロー反射の予防と保温に効果的

赤ちゃんの体をすっぽりと包むおくるみは、モロー反射の予防に効果的です。赤ちゃんがびっくりしたように両手・両腕を開くモロー反射は、音・光などの刺激があったときに起こる正常な反応です。

一方で、寝ていた赤ちゃんがモロー反射を機に目を覚まし、なかなか寝てくれなくて困っているという親は少なくありません。

また、赤ちゃんは体温調節が未熟なため、寒い季節はとくに体が冷えやすくなります。赤ちゃんの体を包むおくるみはモロー反射を予防できると同時に、保温にも役立つのです。

参考:子どもの保健 I -子どもの健康と安全を守るために-|学建書院|学術図書出版(歯学書、栄養学書)

呼吸しやすいように余裕をもたせて巻く

新生児から生後3カ月ごろまでの赤ちゃんには、体をしっかりと包み込む基本巻きがおすすめです。一般的な基本巻きの手順は、以下の通りです。

(1)おくるみをひし形になるように置く
(2)頭の部分を折り、赤ちゃんの肩が沿うように寝かせる
(3)赤ちゃんの右腕を体の横に伸ばす
(4)左側の布で、赤ちゃんの左腕は上に出るようにして、右腕側に包み込む
(5)足元の布で赤ちゃんの左腕を固定し、肩の後ろに挟む
(6)右側の布を反対側に巻き込んで完成

赤ちゃんの胸とおくるみの間に、親の手が入る程度の余裕を持たせておくことで、呼吸を邪魔したり、体温が上がりすぎたりするリスクを減らせます。

一方で、おくるみを巻いたまま赤ちゃんが寝返りをすると、窒息や「乳幼児突然死症候群(SIDS)」を引き起こす可能性が高まると考えられています。

事故を防ぐためにも、赤ちゃんが寝返りを始めたらおくるみの使用を控えることが大切です。

参考:Vol.425 乳幼児突然死症候群(SIDS)を知っていますか? | 消費者庁

おくるみ選びのポイントは?

様々な形・色のおくるみが販売されています。赤ちゃん・親が快適に使えるおくるみを選ぶためには、サイズ・素材を意識することが大切です。

赤ちゃんの体を包みやすいサイズ

赤ちゃんが不快にならないおくるみを選ぶためには、サイズが合っているかを確認するのが前提です。赤ちゃんの身長よりも20~30cmほど大きいサイズのおくるみを選んでおくと、余裕を持たせて包めます。

身長が50cmほどの新生児であれば、70cmサイズのおくるみがおすすめです。生後1カ月ごろに行うことの多いお宮参りには、100cmサイズのおくるみを使う方法もあります。

120cmサイズの大きいおくるみは長く使える反面、新生児の体を包むのには向きません。赤ちゃんの身長に合わせたサイズのおくるみなら、親も使いやすいでしょう。

季節に合わせた素材

赤ちゃんは体温調節の機能が未熟なため、おくるみに使われている素材をチェックすることも大切です。

夏は通気性のよいガーゼ、冬は防寒対策に役立つフリースというように、赤ちゃんの生まれた季節を基準にしておくるみの素材を選ぶ方法もあります。

ただ、薄手・厚手の生地は、限られた季節しか使えないのが難点です。コットン素材のおくるみは季節を選ばない上に手入れもしやすく、汚れ・しみなどを気にせず使えます。

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