はいはいをするのはいつから?はいはいをしない理由や注意点も

はいはいをするのはいつから?はいはいをしない理由や注意点も

赤ちゃんのはいはいを促すポイント

腕・脚の筋肉を使うはいはいは、赤ちゃんの成長に役立つのも事実です。赤ちゃんのはいはいを促すために、生活のなかで取り入れられるポイントを紹介します。

タミータイムを取り入れる

はいはいしない赤ちゃんを、うつぶせの状態に慣れさせるのもひとつの方法です。アメリカ発祥のタミータイム(タミーは英語で「お腹」を指す)は、保護者が見守っている状態で赤ちゃんを腹ばい状態にして遊ばせます。

1日20分ほどで十分なため、食事の直後を避けて機嫌の良いタイミングで取り入れてみましょう。始めのうちは慣れない体勢に泣いてしまうかもしれません。ママも同じ目線になって楽しむ様子を見せてあげることが大切です。

遊ぶ際は、赤ちゃんが下を向いた状態でも窒息しないように、床は硬めの状態で、埋もれる心配のある布団やクッションは取り除きましょう。

参考:タミー・タイム・ツール|Children’s Healthcare of Atlanta

参考:タミータイム - 赤ちゃんのはじめてのからだ遊び ボーネルンド オンラインショップ。世界中の知育玩具など、あそび道具がたくさん。0歳からのお子様へのプレゼントにも。

おもちゃを遠くに置く

赤ちゃんがうつぶせの状態に慣れてきたら、移動するきっかけをつくります。赤ちゃんの動きたい意欲を引き出すには、お気に入りのおもちゃ・絵本などが効果的です。

うつぶせになっている赤ちゃんから30cmほど離れた位置に、気に入っているおもちゃを置いてみましょう。赤ちゃんがおもちゃを触るために動き始めたら、少しずつ遠ざけて、はいはいを促します。

やりすぎると赤ちゃんの意欲を損なう恐れがあるので、遠ざけるのは短い距離にとどめるのが大切です。最終的には、赤ちゃんに目的のおもちゃを触らせて、移動した達成感を味わえるようにしましょう。

親がはいはいをして見せる

親がバンザイをしている様子を見て、自分の両手を挙げる赤ちゃんに成長を感じている人もいるのではないでしょうか。親・きょうだいのまねを始めた赤ちゃんには、はいはいを見せるのがおすすめです。

まねをさせる際には、赤ちゃんをはいはいで追いかけるなど、ゲーム要素を取り入れて楽しくするのがポイントです。

そのほか、児童館へ出かけて、ほかの赤ちゃんがはいはいをしている様子を見せる方法もあります。同じような月齢の赤ちゃんに刺激され、あっという間にはいはいをマスターするケースは珍しくありません。

はいはいで動き回る赤ちゃんへの環境対策

赤ちゃんがはいはいを始めると、行動範囲がさらに広がります。はいはいで動き回る赤ちゃんには、念入りな環境対策が必要です。

床の掃除と危険な場所のチェック

赤ちゃんがはいはいで動き始めたら、ほこり・ごみといったハウスダストを吸い込む可能性が高まります。ハウスダストは、鼻水・せきなどを引き起こす恐れがあるため、さらに床の掃除に力を入れて清潔をキープするのが大切です。

また、赤ちゃんが興味を持ちそうな危険な場所を確認し、触っても影響が少なく済むようガードする必要があります。

とくに注意したいのは、感電の危険性があるコンセント・コード類です。コンセントの穴に指を入れられないように、赤ちゃんの力では外せないキャップ・カバーをつけます。

階段がある家は柵を設置し、目を離した隙に赤ちゃんが上の階へと移動できないように注意しましょう。はいはいを始めた赤ちゃんが階段に興味を持ち、あっという間に上の階に移動するのはよくある話です。

参考:ハウスダストアレルギー|藤沢市の小児科・アレルギー科 湘南台あかちゃんこどもクリニック

子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック_全体版|消費者庁

赤ちゃんが口に入れそうな小物類は収納

好奇心旺盛な赤ちゃんは、興味を持ったものを口に入れて確かめる特徴があります。トイレットペーパーの芯を通過するサイズの小物類は、赤ちゃんが口に入れて飲み込む危険性があります。

かさばりやすいボタン電池・小銭類などは、赤ちゃんの目に届かない場所へ移動させましょう。

上にきょうだいがいる場合は、ブロック・ビー玉・スーパーボールのような、小さなおもちゃの扱いにも注意が必要です。子どもの後片づけを徹底するのはもちろん、親の目でも細かいおもちゃが落ちていないかを確認するのが大切です。

参考:STOP!子どもの「窒息・誤飲」|東京消防庁

つかまり立ちを想定した対策も忘れずに

はいはいをスタートした赤ちゃんには、つかまり立ちを踏まえた対策をします。はいはいするまでに時間のかかった赤ちゃんが、1カ月もしないうちにつかまり立ちを始めるケースは少なくありません。

とくに、ローテーブル・TVボードといった高さの低い家具類は、赤ちゃんがつかまり立ちをする際に、けがをしやすいので要注意です。角のある家具類は柔らかいクッションで覆い、赤ちゃんのけがを防止しましょう。

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