生まれた日を基準にする赤ちゃんの行事

ハーフバースデーや誕生日は、赤ちゃんが生まれた日を基準にした行事です。次は、赤ちゃんのハーフバースデー・誕生日を祝うアイデアを紹介します。
6カ月後「ハーフバースデー」
ハーフバースデーの「ハーフ」は、赤ちゃんが生まれてから1歳の誕生日までの半分を意味します。そのため、赤ちゃんが生まれた日から、ちょうど6カ月後にハーフバースデーを祝うのが一般的です。
日本の伝統行事とは異なり、アメリカ・イギリスといった欧米から入ってきた文化のため、ハーフバースデーの祝い方に決まりはありません。
誕生日を祝う感覚で赤ちゃんが食べられそうな離乳食ケーキを用意したり、記念写真を撮影したりするのもおすすめです。
1年後「初めての誕生日」
赤ちゃんが1歳になる初めての誕生日は、生まれた日からちょうど1年後です。1歳の誕生日に、一升餅・選び取りといった儀式をし、赤ちゃんの誕生日を祝う方法もあります。
一升餅は「生涯、食べ物に困らないように」との願いを込め、赤ちゃんに2kg程度※の餅や米を背負わせます。変わり種として、赤ちゃんでも食べられる生地で作られた一升パンをベーカリーや通販で依頼する人もいるようです。
一方の選び取りは、複数のアイテムを並べて赤ちゃんが手にしたもので将来を占う儀式です。例えば、電卓は計算に用いることから商売上手、勉強に使う辞書は成績優秀を意味しているといわれています。近年は、職業や将来の人物像などが書かれた選び取りカードを使う人もいます。
※1升=1.8L=1.8kg
時期・内容が性別で異なる行事「初節句」

赤ちゃんが生まれてから、1歳になるまでに迎える3月3日・5月5日が「初節句」です。初節句の時期・内容は、赤ちゃんの性別によって異なります。
また、誕生から初節句までの期間が短い場合は、無理をしないで翌年にお祝いするのもひとつの方法です。
女の子のお祝い「桃の節句」
女の子にとっての初節句は、生まれて初めて迎える3月3日の桃の節句です。立春以降の縁起がよいとされる日にひな人形を飾り、ひなあられ・ひし餅・ちらし寿司・蛤のお吸い物といった料理・食材を用意して祝います。
桃の節句では、その名の通り桃の花も飾ります。古くから邪気を祓う花として考えられており、日本神話の中でも黄泉の国で鬼に桃の実を投げて逃げる場面が描かれました。このほかに、「百歳(ももとせ)まで生きられますように」という長寿の願いも込められています。
男の子のお祝い「端午の節句」
生まれて初めて迎える5月5日の端午の節句が、男の子にとっての初節句です。男の子の健やかな成長を願い、3月20日前後の「春分の日」を過ぎたころから、4月中旬ごろまでに五月人形やこいのぼりを飾ります。
端午の節句を祝う料理・食材には、柏餅・ちまき・たけのこ・かつお・赤飯・ぶりなどが挙げられます。祝い料理を用意するのが大変な場合には、飲食店で食事会をするのもひとつの方法です。
