小学校入学式の時期は4月上旬ごろ

小学校の入学式は、公立・私立を問わず4月上旬ごろに実施されるのが一般的です。なかには土日ではなく、平日に入学式を行う小学校もあります。
日程は地域・学校によって異なる
入学式を開催する日程は、地域・学校ごとに決められます。公立の場合は、地域内の小学校が同じ日に入学式を行うのが基本です。
自治体が管轄しているため、小学校のほか、役所の公式サイトでも入学式の日程を確認できます。
公立小学校の場合は、入学前に保護者を対象とした説明会が行われるのが一般的です。説明会では入学式の日程はもちろん、用意するものや、学校の教育方針なども示されます。
また、自治体から送付される「入学通知書」にも、入学式の日程が記載されています。
小学校入学式の一般的な流れ

小学校の入学式は意外に長丁場で、トータルで2時間ほどかかるケースも珍しくありません。受付から式典・記念撮影・初めての学級指導までの流れを、注意点とともに解説します。
受付・上級生の案内で教室へ
小学校の入学式では、受付のタイミングで親子は別々に行動するのが基本です。受付で入学通知書を渡して本人確認が済むと、子どもは新6年生になる上級生の案内で1年生の教室へと向かいます。
上履き入れをかけるフックや、ランドセルを入れるロッカーなども、上級生が案内してくれるのが一般的です。もちろん担当の教員も配置されているため、親がついていく必要はありません。
受付で子どもと分かれた後、親は式典が開催される体育館・ホールなどへ向かいます。会場に設置されている保護者席に座り、式典が開催されるまで待機します。
式典で校長からあいさつ・担任の発表
式典が始まると、司会の合図で1年生がクラスごとに入場します。入場の際にも担当の教員がついているため、親が座る場所を案内する必要はありません。式典の厳粛な雰囲気を妨げる恐れがあるため、子どもに声をかけたり、近寄ったりするのは厳禁です。
式典では国歌斉唱の後、校長・教育委員会の担当から、お祝いの言葉が贈られます。養護教員・栄養士を含める職員を紹介した後、1年生の担任が発表されるというのが一般的です。
学校によっては、新2年生といった先輩が、歌・合奏などを披露してくれる場合もあります。式典は、1年生が集中していられる30~40分ほどの時間で開催されるのが基本です。
式典後はクラスで記念撮影
多くの小学校では式典が終わってすぐ、クラスごとの記念撮影に移ります。クラスごとの記念撮影に、親はもちろんのこと、赤ちゃん・幼児を含めるきょうだいも参加するケースが多くあります。
記念撮影の順番を待っている間に、子どもの身だしなみをチェックするのがおすすめです。特に注意して確認したいのは、髪形・シャツ・ネクタイ・リボン・くつ下などです。
スーツを着ている場合には、えりが曲がっていないか、シャツがズボンからはみ出していないかも併せて確認しましょう。
教室に戻って学級指導
記念撮影が終わると、子どもは担任の案内で教室に戻ります。子どもたちに続いて親も教室へ行き、後方・廊下などから学級指導の様子を参観する流れです。教室では担任の自己紹介と、子どもたちの出席確認が行われます。
静かな教室で担任に名前を呼ばれ、返事をすることに慣れていない子どもにとっては緊張の瞬間です。事前に何度か練習しておくと、緊張を和らげられ、スムーズに返事ができるでしょう。
子どもへの学級指導が終わった後、親向けのあいさつ・配布物を紹介するのが基本です。配布物には道具箱のほか、教科書類・学校・学年だよりなども含まれます。ひと通りの説明が終わった後、帰りのあいさつをして解散します。
