小学校入学式までの準備もチェック

小学校への入学を機に、親子の生活は大きく変わります。変化の大きい時期だからこそ、入学式までの準備も大切です。最後に、小学校生活をスムーズに始めるためのポイントを紹介します。
基本的なルール・生活習慣を教えておく
小学校では、保育園・幼稚園以上にルールを意識した行動が求められます。入学式の前に、あいさつ・返事といった基本的なルールを確認しておくと、小学校生活になじみやすいでしょう。
併せて整えておきたいのが、早寝・早起き・朝食をとるといった生活習慣です。決められた時刻に自宅を出発できるように、入学後を想定して朝の支度を練習するのもおすすめです。
また、出席番号・名前で持ち物を管理するため、簡単なひらがな・数字が読めると入学後の負担が軽減します。ひらがな・数字は1年生で学習するため、自分の名前や出席番号が読める程度でもよいでしょう。
そのほか「長い針が12になるまでに準備をしよう」といった、時計を意識した行動も、集団で動く小学校生活に役立ちます。
学用品をそろえる
教科学習が始まる小学校では、筆箱・鉛筆・消しゴムといった学用品の準備が必要です。そのほか、上履き袋・手提げバッグといったアイテムも、入学式前にそろえておくと、慌てる心配がありません。
すべての持ち物に記名する必要があるため、シール・スタンプといった便利グッズを活用する方法もあります。
学用品をそろえ始める前に、必ず学校の方針も確認しましょう。なかには、キャラクターを禁止していたり、学用品を指定していたりする小学校もあります。入学前の説明会などで学校の方針を確認してから、学用品をそろえることが大切です。
通学路の確認
親の送迎が必要な保育園・幼稚園とは異なり、小学校からは子どもが自分で通学します。日常的には集団登校しない学校もあるため、入学前に通学路を確認しておくと親子ともに安心です。
通学路を確認する際には、信号・踏切といった危険な場所をチェックしましょう。また、実際に通学路を歩いてみると、信号が変わるスピード・道幅・車の多さといったリアルな状況が分かります。
入学するまでに子どもと一緒に通学路を歩き、信号の渡り方・道の歩き方を教えておくことが大切です。
放課後の過ごし方を考えておく
入学してから数日間は給食がない小学校も多いため、午前中には帰宅するのが一般的です。給食が始まってからも昼過ぎに下校するケースがあるため、あらかじめ放課後の過ごし方を決めておきましょう。
新しい環境のなかで「1年生になったから頑張らないと!」と、気を張っている子どもは少なくありません。
帰宅後はゆっくりと過ごす時間をつくり、疲れをためない工夫も大切です。学童で過ごす場合には担当教員と連携し、子どもの様子を確認するようにしましょう。
まとめ
地域・学校によって違いはあるものの、小学校の入学式は4月上旬ごろに実施されます。小学校の入学式は、式典・記念撮影・学級指導の流れで行われるのが一般的です。当日の服装は、親子ともに落ち着いた色のスーツ・ワンピースなどが無難です。
小学校に入学すると、保育園・幼稚園のころよりは親の手が離れます。その分、自立した行動が求められるため、入学する前に生活習慣を整えたり、通学路を確認したりする配慮も必要です。
無理のない範囲で入学式の準備を進め、子どもの新生活を祝福しましょう。
