公共の場にはさまざまな事情を抱えた人がいます。自分とは異なる状況であれ、大人であれば気遣う姿勢を見せるべきではないでしょうか? これは筆者の知人・Mさんがスーパーで遭遇した悪と善のエピソードです。
スーパーで
私は現在60代ですが、40代後半でさまざまな病気に見舞われてしまい、現在も治療を継続しています。
薬の副作用で腰や膝の痛みが強くなることがあり、ゆっくりとしたスピードでしか歩くことができない状態……自分でも思うように動かない身体をもどかしく思う毎日です。
つい先日、スーパーへ買い物に行った時のこと。
私はカートにつかまりながらゆっくり歩くことしかできないため、その日も入り口で大きめのカートを選び、売り場をゆっくりと歩いていました。
すると、後ろからいきなり「邪魔なんだよ! のろのろ歩きやがって!」という罵声とともに、高齢の男性が私にぶつかりながら追い越していったのです。
若いご夫婦
ぶつかられたはずみで私はよろけてしまい、支えた側の膝に激痛が走って、動けなくなってしまいました。
すると、「大丈夫ですか?」と近くにいた若いご夫婦が駆け寄って声をかけてくれたのです。
この若いご夫婦は見た目がとても派手で、私の子どもたちよりも若い世代でした。
普段なら少し怖気付いてしまうような出で立ちでしたが、女性の方は私の手を取って支えてくれ、男性の方はぶつかった高齢男性に向かって「ちょっと! あんた何してんの!」と注意してくれました。

