イオン導入器は、肌に微弱な電流を流して美容成分を浸透させます。
エステやクリニックに通わなくても、家庭でケアできるのが魅力です。
今回は、イオン導入器の効果と注意点について紹介します。

肌の表面にはバリア機能があるので、体外からの異物や水を中に入り込むのを防いでいます。

そのため、水溶性のビタミンCやアミノ酸、プラセンタなど肌にいい成分を浸透させるのは難しいです。
イオン導入は肌に浸透しにくい成分を、肌の奥まで届ける効果が期待できます。

家庭用のイオン導入器は、クレンジングやマッサージ機能もついているのが魅力。
クレンジングにより、肌の老廃物や汚れがきれいになります。



イオン導入器を使うには、おすすめの化粧水の成分があります。

・ビタミンC誘導体
コラーゲンの生成を、サポートしてくれる働きが有名です。
さらに、シミの元になるメラニンの生成を抑える効果も期待できるでしょう。

・プラセンタ
肌のターンオーバーを、正常に近づけてくれる作用があります。

・トレハロース
肌の深部にある細胞膜を保護してくれるので、うるおいがある肌に導いてくれます。

イオン導入器を使用するときは、どのような注意点があるでしょうか?
肌にいいと言われるイオン導入ですが、すべての美容成分が浸透するわけではありません。
一般的に使用されるのは、粒子が細かい成分です。

コラーゲンやヒアルロン酸は粒子が大きいので、イオン導入には向いていません。
肌の奥まで浸透させるため、添加物が入っている化粧品は避けましょう。



イオン導入器を直接肌にあてると、負担が大きいです。
コットンやフェイスマスクの上から、使用しましょう。

初めてイオン導入器を使う人の中には、長時間使用する人もいます。
肌に刺激になるので、仕様書を読んで時間を守りましょう。
一般的には、10分から15分になっています。

頻繁に行っても、肌本来のバリア機能が弱まってしまうことがあります。
使用は週1回程度で、肌が弱い人は頻度を下げましょう。

生理中や生理前後は、ホルモンのバランスが乱れて肌が不安定になりやすいです。
できれば生理中や生理前後は、お手入れを避けましょう。
持病がある人は、医師に相談してから使用することが大切です。