ロスフラワーとは?企業の取り組み事情やサステナブルな花の楽しみ方を紹介

ロスフラワーとは、まだきれいで楽しめる状態なのに破棄されてしまう花のことです。コロナ禍によるイベントの減少により花のニーズが減少し、需要と供給のバランスが崩れたために破棄される花が増えたことから問題が注目されました。この記事ではロスフラワーとは何か、取り組んでいる企業例や購入できる場所、さらには楽しみ方を紹介します。

ロスフラワーを購入できる場所

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前述の企業例で紹介したように、ロスフラワーへの取り組みとして通販サイトやサブスクを展開している企業が増えてきました。ここでは代表的な通販サイト・サブスク、実店舗を紹介します。

通販サイト

RIN

ロスフラワーを花農家と消費者をつなぐオンラインショップです。主にバラやユリを花農家から直送で購入できます。

RIN:公式サイト

スマイルフラワープロジェクト

2020年4月発足したロスフラワー支援サイトです。規格外の花を中心に農家から直接買い取り販売。種類によって10本から100本以上と多様です。

スマイルフラワープロジェクト:公式サイト

サブスクリプション

一定の金額で定期的に花が届くサブスクリプション(サブスク)サービスもおすすめです。定期的に届くので、手軽に生活に取り入れられてロスフラワー削減に役立つのがメリット。

ハナメク(hanameku)

月に1回配送されます。花だけが届くプランや花瓶や水替えが不要な容器で配送されるプランなどニーズに合わせて用意されています。

送料込みで858円~/月

ハナメク(hanameku):公式サイト

FLOVER

花の総合カンパニー「クリエイティブ・フラワー・コーポレーション株式会社」がリリースしています。月に2回(隔週)配送。規格外(15%off)、季節の花、お供え用と3つのプランから選べます。

FLOVER:公式サイト

店舗

通常の生花とあわせてロスフラワーを取り扱っている店舗もあります。

ハナビー(Hanavie)

市場に回らず廃棄される花を「チャンスフラワー」と名付け、カフェや商業施設、商店街などで1本100円で販売するイベント「花つみ」を関東・関西を中心に開催しています。

ハナビー(Hanavie):公式サイト

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ロスフラワーの楽しみ方

出典 : Shutterstock

最後にロスフラワーの楽しみ方として、ポプリとドライフラワーを紹介します。花をそのまま飾っても楽しめますが、ちょっとした工夫でさらに楽しみ方が広がりますよ。

ポプリを作る

飾っていた花がしおれたら花びらをポプリに。布袋にいれてサシェにしても楽しめます。

<材料>

・落ちた花びらや花の部分(バラやラベンダーなど香りが良いものがおすすめ)

・瓶

・お好みのオイル

<作り方>

1. 花びらを1枚ずつにする

2. 花びらをキッチンペーパーなどに広げ、1~2週間置いて乾燥させる

3. 花を丸ごと使いたい場合は、ハンガーなどに逆さに縛り、日の当たらない風通しの良い場所に吊るして乾燥させる

4. 花びらや花の部分を集めて瓶に入れ、好みのオイルを垂らす

飾りながらドライフラワーを作る

花を飾って楽しみながら、ドライフラワーにする方法(ドライインウォーター法)もおすすめです。ドライフラワーを作る方法は花を逆さに吊るすハンギング法がポピュラーですが、ドライインウォーター法なら花や植物を逆さまに吊るさないので、花の形を崩さずにドライ化できるのが魅力です。

<材料>

・ドライフラワーにしたい花(カスミ草などがおすすめ)

・花瓶

<作り方>

1. 余分な葉っぱを取り除く

2. 花瓶に数センチ水を入れ、1の花を挿す

3. 花が乾燥するまで飾って変化を楽しむ