対面面接とは異なり、上半身しか画面に映ることのないリモート面接。リモート面接時には、対面面接の時のように直接面接官と会うわけではないために、服装はどんなものを着てもいいと思いがちですが、実際にはリモート面接時でも服装は重要です。

本記事では、リモート面接時に服装が重視される理由や、リモート面接に適した服装、髪型、メイクなどをお伝えします。さらに、対面面接とは異なり、リモート面接時だからこそ気をつけるべき服装と注意点についても詳しくお伝えしています。「リモート面接時には、どんな服装をすればいい?」と迷っている方必見です。

リモート面接時に服装が重視される理由

対面面接で服装が重視されるのは理解できるものの、リモート面接でも服装が重視されるの?と疑問に感じるかもしれません。対面面接でなくとも、服装が与える印象は大きいために、リモート面接時でも服装に気を付けることは重要なのです。ここからは、リモート面接時でも服装が重視される理由をお伝えします。

第一印象を決めるから

「仕事ができれば、どんな服装をしていても関係ない」「見た目で人を判断するべきではない」と思う方もいるかもしれません。しかし面接を受ける上で、服装は非常に重要で、第一印象を決めるといっても過言ではありません。

服装はコミュニケーションツールのひとつであり、候補者のコミュニケーションスキルや社会的な適応能力を示します。ビジネスマナーに適した服装は、自己表現やコミュニケーションの一部として機能し、面接官に候補者の印象を伝える手段となります。

面接官は、候補者の能力や適性を評価するために、複数の基準を使用します。服装もその一つであり、候補者の外見や第一印象に影響を与える要因の一つです。面接官は候補者が面接の場に適切な姿勢で臨んでいるかどうかを服装から確認します。

ヨレヨレのスーツを着ている人がいたら、「仕事もズボラにやってしまう人なのかな」という印象になりますよね。反対にぴしっとシワのないスーツを着ている人がいたら、「仕事でもきちんとしている人なのではないか」とビジネス上の信頼度が高まりますよね。ビジネスシーンに合った服装をすることで、第一印象をよくする事ができるでしょう。

企業文化の適合性を見れるから

企業には、それぞれ企業文化と呼ばれる独自の文化や価値観があります。服装は、それに適合するかをチェックできるひとつの指標になります。企業が求めるフォーマルさやカジュアルさに合わせた服装が、候補者の企業文化の適合性を示すのに役立つのです。

対面面接もリモート面接でも服装は大切

対面面接に限らず、リモート面接でも服装を整えることは重要です。リモート面接のように、カメラ越しでも服装が与える印象は大きいので、リモート面接時にも服装には気を遣うようにしてくださいね。

対面とは違って、リモートは細部まで見えないだろうと気を抜くのは禁物です。カメラ越しでも洋服のシワは見えます。カメラ越しだからと気を抜かず、服装をきっちりと整えるようにしてくださいね。

(広告の後にも続きます)

リモート面接時の服装は?

リモート面接時に適した服装をお伝えします。基本的には、リモート面接時でも対面面接と同じ服装が望ましいです。ここからは、リモート面接に適した服装について詳しくお伝えします。

スーツ着用が基本

リモート面接でも、対面面接と同様に、企業から指定がない限りスーツ着用が基本です。時に私服指定の面接もあるので、その際にはスーツではなく私服を選びましょう。

面接で私服を指定された時の正しい服装と注意すべき点とは?男女別のオフィスカジュアルをご紹介します!

面接で私服を指定された時の正しい服装と注意すべき点とは?男女別のオフィスカジュアルをご紹介します!

スーツを着用し、身だしなみを整えることは、面接に対する高い意欲を示すひとつの指標になります。また、スーツを着用することで、面接官への敬意を示すことができるでしょう。

スーツの色は、黒、グレー、濃紺などの落ち着いた色が望ましいです。

ジャケット着用

スーツ着用しなくとも、最低でもジャケットの着用が望ましいです。オフィスカジュアルと呼ばれる、スーツよりも少しカジュアルダウンした服装がおすすめです。カジュアルといっても面接で着る服装のため、清潔感やきちんと感があり、カジュアルすぎないアイテムを選ぶことが大切です。ジャケットを着用しましょう。

オフィスカジュアルについての詳しい説明はこちらの記事を参考にしてくださいね。

オフィスカジュアルの正解は?NGポイントやおすすめのアイテムなど

華やかな色の服装はリモートであっても向きません。黒、グレー、紺などの落ち着いた色の服装を選びましょう。

ただし、暗すぎる色の服を選んでしまうと、リモート面接時のカメラ越しでは顔色が暗く見えてしまう可能性があります。ジャケットは落ち着いた色のものを選んだとしても、インナーは明るい色を選んで顔色をよく見せる工夫をするのがおすすめ。後述しますが、インナーは白やベージュ、明るめのグレーなど、顔色が明るく見えるものを選ぶと、カメラ越しの顔色が明るく映りますよ。

ブラウス、襟付きのシャツ

ブラウスや襟付きのシャツなど、オフィスカジュアルと呼ばれるものを着用しましょう。Tシャツのようなラフすぎる格好は、意欲がない印象を面接官に与えてしまうため、避けましょう。

ボトムも着替えておく

リモート面接時に上半身しか見えないからといって、ボトムはジャージやパジャマでいいのでは?と感じているかもしれません。しかし、カメラの画角を変える際や、何か合った際にボトムがパジャマのままでは、信頼度が下がってしまう可能性も高いです。

上半身だけではなく、ボトムもしっかりと着替えることで、何かあったときにも対処できるでしょう。