劣等感の現れ…?「人の好みを否定する人」の心理5選

「なんでそんなものが好きなの?」と、自分の好きなものを否定されると傷つきますよね。

わざわざ人の好みを否定する人はどんな心理でそのような行動をとるのか、疑問に思うこともあるでしょう。

そこで今回は、人の好みを否定する人の心理とその対処法をご紹介します。

好みを否定してくる人に振り回されないための対処法を、ぜひ身に付けましょう。

人の好みを否定する人の心理とは?

「どうして人の好きなものをいちいち否定するんだろう?」と疑問に思いますよね。

ここでは、人の好きなものをわざわざ否定する人の心理を解説します。


相手を羨ましいと思っている

まず考えられる原因は、相手のことを「羨ましい」と思っている場合。嫉妬しているケースが多いです。

自分には好きなものや語れるものがない、という劣等感があることも。

好きなものを話している相手の姿が、輝いて見えるのです。

そのため、素直に「それいいね!羨ましい」と言えずに逆のことをしてしまいます。

否定する行動の裏には、単純に羨ましいという気持ちが隠れてる場合が多いでしょう。


自分に自信がない

自分に自信がない人は、不安な感情から相手を否定しがちです。

「相手を否定することで自分を肯定しよう」とするからです。潜在意識として「自分を守っている」とも言えますね。

こういう人は、承認欲求がとても強いケースも。

他人から認められたい欲求が強いので、自分が相手を肯定すると負けた気持ちになる人も多いです。


かまってほしい

かまってほしいだけなのに、コミュニケーションが下手で否定している場合もあります。

いわゆる「かまってちゃん」ですね。

「否定をする」というマイナスのコミュニケーションでしか、相手の気を引けないというケースです。

子どもが好きな子の気を引くために、いたずらをするようなイメージ。

相手が嫌がっているのに見抜けなかったり、相手の気持ちを考えることが苦手な人に多いケースかもしれません。


相手より優位に立ちたい

「相手よりも優位な立場に立ちたい」という心理が働いている場合もあります。

相手よりも自分が上の立場にいる実感がないと、気が済まないタイプですね。

「そんな服が好きなんだー。ダサいかも。私は高級ブランドしか着ないのよね」というように、いちいち自慢してくる人も。

しかし、このような調子では、周囲に好かれるはずもありません。

自分が常に一番でないと気が済まない人は、孤立してしまう傾向にあります。


嫌がらせしたい

好きなものを否定してくる人のなかには、単に「文句が言いたいだけ」や「嫌がらせしたい」というタイプも。

つまり、自分自身が満たされていないので他人を攻撃したくなるんですね。

否定された相手の反応を見て楽しんだり、否定して相手を下げることで自分をよく見せようとしたり……。

「たくさんの人がいる場で恥をかかせてやろう」という悪意から相手を否定するタイプもいます。

自分が満たされていないことを理由に、他人を攻撃してくる人には要注意です。


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好みを否定する人に出会って辛いときの対処法3つ

好みを否定ばかりする人と話をしていると疲れるうえに、決していい気分にはなりません。

しかし、仕事などで関わらなければならない場合もあります。

そこでここからは、否定する人に出会ったときの対処法を紹介します。


物理的に距離をとる

否定する人から物理的に距離をとることが、一番おすすめの方法です。

職場などの身近にいる場合は、必要最低限のコミュニケーションにとどめておくことが大切ですよ。

自分のことは話さないようにして、相手との接点を持たないようにしましょう。

相手から攻撃されることを恐れて、積極的に仲良くなろうとする必要はありません。

関係性が深くなるとあなたが辛くなるだけなので、できる限り関わらないようにしましょう。


反応しない

「その否定的な言い方やめてくれない?!」というような反応をして、言い返すのはやめましょう。

過剰な反応は、相手の思うツボだからです。

否定された場合は、「へぇー、あなたはそう思うんですね」と言うだけでOK。

「こんな人にかまっている時間がもったいない」「理解力のないかわいそうな人だな」と思いましょう。

相手が喜ぶような過剰な反応はせず、上手に受け流すスルースキルを身につけてくださいね。


肯定してくれる人に話を聞いてもらう

辛いときは、あなたの周りの信頼できる人に話を聞いてもらうことが大切です。

否定する人を気にするのではなく、あなたを助けてくれる人に目を向けてみましょう。

「こんなこと言われて辛かったんだ」と、信頼できる人に話を聞いてもらってくださいね。

大切なのは、否定する人を変えようと思わないこと。

そこに労力を使ってしまうと、あなた自身が疲れてしまうだけです。

信頼できる人にネガティブな感情を吐き出してください。