フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「WSET(level3)」を取得。皆さんにもっと手軽にワインを飲んでいただきたい、ただただその一心で、1000円台で買える“神旨”ワインをガチでご紹介します!

7月、メルシャン130品目のワインが値上げ



メルシャンの値上げ対象は全商品の4割程度。最大で50%の値上げも…(写真:iStock)

【美酒好きアナ厳選 1000円台“神旨”ワイン】

 値上げの嵐にトホホの昨今、ワインラバーにとってもまたイタイ知らせが…(泣)。メルシャンが今年7月1日から約130品目のワインを値上げすると発表。日本経済新聞によると値上げの理由は原材料の高騰や円安による輸入コストの増加などを受けてですが、同社の値上げは2022年以来4度目…。

 普段からメルシャンのワインを飲んでいる私は、「値上げ前に買いだめしなきゃ!」と即座に思ったわけであります。

 ただ現時点で、値上げ対象商品がすべて発表されているわけではございません。なので今回は、確実に値上げが発表されている商品のうち、コレぞの1本を厳選! アナタ様も今のうちにいざ購入!!

国内産ワインも値上げの対象だけど…

 値上げが発表されているワインの中には、日本ワインの「シャトー・メルシャン 山梨甲州」や「シャトー・メルシャン 山梨マスカット・ベーリーA」などの有名どころがありますが、そもそも値上げ前の価格が2,000円超え。

 本コラムでは「1000円台で買える神旨ワイン」しかご紹介しませんので、企画の主旨から逸れるものは取り上げません(笑)。

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地上最高のカベルネと称されたチリワイン



「Casillero del Diablo(カッシェロ・デル・ディアブロ)」発見~♪(写真:市野瀬瞳、無断転載禁止・以下同)

 私がチョイスした今買いだめすべき1本は、大手スーパーなどでも購入可能な『カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン』(税込1,408円)。

 チリのブドウ栽培が始まったセントラル・ヴァレーで造られたメルシャンを代表する輸入ワインで、“地上最高のカベルネ”と称されたこともある赤ワインです。

 ちなみにこちらを生産している「コンチャ・イ・トロ社」は南米No.1の自社畑所有面積を誇り、安定した高品質のワインを世界140カ国に輸出しているチリ最大手のワインメーカー。

 さらに産地であるセントラル・ヴァレーは、降雨量が少なく乾燥していて昼夜の気温差が大きいなど、ブドウ栽培に優れまくった好条件を満たしている場所です。とくれば、期待は膨らみますよね。