「クボが再びマドリーを攻撃」「強烈な発言は迷惑以上のものだ」判定批判の久保建英を古巣寄りメディアが非難「彼は学ばないのか。成熟度が欠如している」

 日本代表MFの発言が物議を醸している。

 久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地9月14日に行なわれたラ・リーガの第5節で、レアル・マドリーとホームで対戦。PKで2点を献上し、0-2で敗れた。

 かつて3年間契約を結んでいた古巣との一戦にフル出場した久保は試合後、記者会見に登場。ソシエダの地元紙『EL DIARIO VASCO』によれば、DFホン・アランブルが相手FWヴィニシウス・ジュニオールへのファウルで与えた2本目のPKについて、こう苦言を呈した。

「2つ目のペナルティは、主審の立場なら正しいと思うけど、望んでいるのは説明だけだ。なぜなら、このプレーは少なくとも疑わしいからだ。僕が言えるのは、ホンミ(アランブル)に宣告されたファウルは笑えるということだ」

 このコメントに反論したのが、マドリーの専門メディア『Realmadrid Exclusivo』だ。「クボは舌を噛まず、試合後に再びレアル・マドリーを攻撃。彼は学ばない」と題した記事を掲載。「マドリーがクボから受けた強烈な発言は迷惑以上のものだった」と批判している。

「2019年にチームに加入し、当時レアル・マドリーで約束された選手の一人だったクボは、その後2022年にレアル・ソシエダと契約するまで何度かレンタルに出て、滞在中に目立った成績を残せなかった。彼の最近の発言は、マドリーで成功できなかった日本人のフラストレーションを改めて示しており、審判が完璧な仕事をした試合で、クラブが得た正当な結果に疑問を投げかけている」
【動画】ファウルは妥当? 久保が不満を露わにしたPK献上シーン
 同メディアは「マドリーに与えられた2回のPKはどちらもレアル・ソシエダの選手たちの極めて明白なプレーによって引き起こされたもので、チームの行動を正当化しようとしただけの、クボが要求したような説明は不要だった」と指摘。「明らかに成熟度が欠如している」と非難を続けている。

「23歳ということもあり、クボのような選手はレアル・マドリーを去ってからページをめくることができたと思われるかもしれないが、現実は全く異なり、日本人は当時彼を歓迎していたチームを批判し続けている。クボの言葉は、彼がレアル・マドリーを去った理由と、ヨーロッパの重要なチームでチャンスがなかったことを示しており、マドリーの元チームメイトのように成熟して模範となるまでにはまだ長い道のりがある選手である」

 久保は昨シーズンの対戦後にも、マドリーのチャンピオンズリーグを配慮した金曜開催や、自身のゴール取り消しへの不満を口にしていた。

 マドリーサイドからすれば、古巣への敬意がないと考えているのかもしれないが、強気で言いたいことをはっきり口にするのがこのレフティの魅力でもある。立場によって、見方は様々ということだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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